Orange Wine

オレンジワイン
 

 
オレンジワインは、簡単にいうと「白ブドウを赤ワインと同じように造られたオレンジ色のワイン」です。
 
白ワインの原料である白ブドウ品種から造られますが、白ワインとは異なる製法方法です。オレンジワインは赤ワインと同じく、ブドウの果皮と種を含んだ果汁を発酵させるのが特徴。白ブドウの果皮の黄色系色素が果汁に移ることでオレンジ色になり、果皮に含まれるタンニンが溶け込んで赤ワインのような渋みのある風味が生まれます。
 

 
そのため、白ワインのような芳醇な香りに、厚みのある味わいは、香辛料をふんだんに使用するようなエスニック料理など、これまでワインとあまり相性がよくないとされてきた料理にもマッチします。また、和食に使用される味噌や醤油、みりんといった伝統的な発酵調味料や出汁ともよく合います。
どんな料理にも合わせやすいことが人気の理由です。
 

amber wine

 
オレンジワインの起源は今から8000年近く前のジョージア（旧グルジア）です。ジョージアはワイン発祥の地といわれ、クヴェヴリという土器のかめに白ブドウの果皮と果汁を入れ、土中に埋めてワインを発酵させていました。このワイン造りの手法は、2013年にユネスコの無形文化遺産に指定されています。（ジョージアでは、アンバーワインとも呼ばれています）。現在は、さまざまな国で醸造され、赤・白・ロゼのどれとも違う味わいが魅力など第4カテゴリーのワインとして注目が高まっているワインです。