2018 トレビアンコ
カステッロ・ディ・ランポッラ
Trebianco
Castello dei Rampolla
遅摘みで造る甘口ワインを造る年と、ドライのスタイルで造る年がある。2017年から酸化防止剤無添加で造っています。
凝縮感のあるドライフルーツや、熟したリンゴや桃のニュアンスが感じられます。穏やかでまろやかな酸がありふくよかな印象ながら、しっかりとたボディを持つオレンジワイン。
ヴィンテージ | 2018 |
原産国 | イタリア |
産地 | トスカーナ |
地域 | キャンティ |
アペラシオン | トスカーナIGT |
生産者 | ランポッラ |
色 | オレンジ |
容量 | 750ml |
ぶどう品種 | トレっビアーノ50%、シャルドネ20%、ソーヴィニョン・ブラン20%、トラミナー10% |
味わい | 辛口 ふくよか |
アルコール度数 | 12.5% |
輸入元 | ファインズ |
農法:ビオディナミ
ビオディナミの生産者及びスーパータスカンの先駆者
ランポッラのワインが生産されているサンタ・ルチア・ファウッレ畑は、"Conca d'Oro(黄金の谷)"といわれるパンザーノ渓谷南部に位置し、1739年以降デイ ナポリ ランポッラ家が所有しています。1964年から先代のアルチェオ デイ・ナポリ・ランポッラ氏がブドウ栽培を初め、凝縮したブドウを収穫するために高密植、収量制限を行いました。また、1980年にはスーパータスカンの先駆けであるサンマルコをリリースし、世界的な注目を集めます。アルチェオ氏が他界した後、息子のルチアーノと娘のマウリツィアがワイナリーを受け継ぎ、1996年には父の名前を付けたダルチェオをリリース、国際的にも高い評価を集めるワインとなりました。
他の生産者の畑とは隣接しない、林の中に畑があります。標高は290~380m、南西から南東向きの斜面で、日当たりの良い場所です。1994年からビオディナミ農法を実践し、畑にはルッコラを始め約30種類の草花が育ち、土はフカフカです。枝を結ぶ紐を植物を乾燥させたもので代用するなど、作業に使うものも出来るだけ自然に近いものにしています。以前、発酵はステンレスタンクで行っていましたが、現在はコンクリートタンクに移行しています。区画、品種毎に発酵・醸造させ、フランス系品種は225リットルのバリックで、サンジョヴェーゼは3000リットルの大樽で熟成させます。ワインに樽の香りをできるだけつけないために、新樽は使いません。
現在はアンフォラ(テラコッタで作られた大壷)でのワイン造りにも挑戦するなど、こだわりのあるワイン造りを行っています。