Palacios Remondo
パラシオス・レモンド
スペイン
アルバロ・パラシオスがつくる新しいリオハワイン
プリオラートを復興させた4人組のひとり、アルバロ・パラシオスの当主であるアルバロ氏の実家は、リオハで約150年前からワイン造りを行っていました。アルバロ氏の父であるホセ・パラシオス・レモンド氏が1945年にエレンシア・レモンドとして創業、古典的なリオハワインを造っていました。2000年にホセ氏が亡くなってからはアルバロ氏が指揮をとり、力強さを活かしながらもエレガンスを兼ね備えたワインを造り出しています。
パラシオス・レモンドはリオハのバハ地区にあります。夏は暑く、年間を通じて少雨の土地ですが、パラシオス・レモンドの畑は山間で風通しの良い場所にあるため、夜は気温が下がります。また、酷暑に耐えるために樹を低く剪定するなどの工夫のため、ブドウが健全に育ち、フレッシュなタイプのワインが造られています。
土壌は粘土質主体で、心土(80mm以下)は石灰岩質です。全体が砂利に覆われ、痩せた土地ですが、ブドウの樹が深く根を張り、ミネラル分を吸収するのに適しています。
アルバロ・パラシオス同様、ビオロジック農法(一部ビオディナミ農法)を採用、伝統品種を中心に栽培しています。アルバロ氏の努力の下、洗練され、果実味溢れるモダンなタイプのワインが造られています。
ラ・ヴェンディミア
La Vendimia
[赤:ミディアムボディ]
ぶどう品種:テンプラニーリョ50%、ガルナッチャ50%
ステンレスタンクでアルコール発酵、マロラクティック醗酵を行い、フィルター処理無しでつくられる、果実味あふれる、モダンなタイプのワインです。
ラ・モンテサ
La Montesa
[赤:フルボディ]
ぶどう品種:ガルナッチャ55%、テンプラニーリョ35%、マスエロ15%
小石で表土を覆われたMontesa畑のワイン。グリーンハーベスト実施、手摘み収穫。ステンレスタンクによるアルコール発酵、マロラクティック醗酵の後、85%フレンチオーク、15%アメリカンオークで12ヶ月樽熟。(20%新樽、30%1年使用樽、25%2年使用樽、25%3年使用樽)フィルター処理は行なわない。
プロピエダッド
Propiedad
[赤:フルボディ]
ぶどう品種:ガルナッチャ40%、テンプラニーリョ35%、マスエロ15%、グラシアーノ10%
パラシオス・レモンドのフラッグシップワイン。Propiedadは英語のPropertyにあたる。グリーンハーベスト実施、手摘み収穫。5千Lの上部開放式木桶でアルコール発酵と21日間のマロラクティック醗酵を行なった後、フレンチオークで14ヶ月熟成。ノンフィルター。