2020 ラ・べンディミア
パラシオス・レモンド


La Vendimia
Palacios Remondo

「プリオラートの4人組」の一人、アルバロ・パラシオスが、実家であるリオハで指揮をとる「パラシオス・レモンド」のワイン。フィルター処理無しで造られる、果実味あふれる、モダンなタイプのワインです。
手摘み収穫後徐梗し、ステンレスタンクでパンピングオーバーしながら発酵。約4ヶ月間樽熟成。フィルター後瓶詰め。2020年ヴィンテージからガルナッチャ主体にリニューアル。
赤系果実や黒系果実のチャーミングな果実味にスミレやリコリスなどのスパイスのニュアンス。スムースで滑らかな口当たりのみずみずしいワイン。

 
ヴィンテージ 2020
原産国 スペイン
産地 ラ・リオハ
地域 リオハ
アペラシオン リオハ
生産者 パラシオス・レモンド
容量 750ml
ぶどう品種 ガルナッチャ90%、テンプラニーリョ10%
味わい ミディアムボディ
アルコール度数 14.0%
輸入元 ファインズ
 

農法:ビオロジック、サスティナブル

 
 プリオラートを復興させた4人組のひとり、アルバロ・パラシオスの当主であるアルバロ氏の実家は、リオハで約150年前からワイン造りを行っていました。アルバロ氏の父であるホセ・パラシオス・レモンド氏が1945年にエレンシア・レモンドとして創業、古典的なリオハワインを造っていました。2000年にホセ氏が亡くなってからはアルバロ氏が指揮をとり、力強さを活かしながらもエレガンスを兼ね備えたワインを造り出しています。
 パラシオス・レモンドはリオハのバハ地区にあります。夏は暑く、年間を通じて少雨の土地ですが、パラシオス・レモンドの畑は山間で風通しの良い場所にあるため、夜は気温が下がります。また、酷暑に耐えるために樹を低く剪定するなどの工夫のため、ブドウが健全に育ち、フレッシュなタイプのワインが造られています。
 土壌は粘土質主体で、心土(80mm以下)は石灰岩質です。全体が砂利に覆われ、痩せた土地ですが、ブドウの樹が深く根を張り、ミネラル分を吸収するのに適しています。
 アルバロ・パラシオス同様、ビオロジック農法(一部ビオディナミ農法)を採用、伝統品種を中心に栽培しています。アルバロ氏の努力の下、洗練され、果実味溢れるモダンなタイプのワインが造られています。