Eroica
エロイカ
アメリカ:カリフォルニア
ドイツ・モーゼルの優良生産者、ドクターローゼン醸造所と、歴史的にワシントン・リースリングのパイオニアとして走り続けてきたシャトー・サン・ミッシェルによるコラボレーション。
200年以上の歴史を持つモーゼル・ローゼン家。1988年に当主になったエルンスト・ローゼン博士は伝統的な有機農法と醸造法を再び取り入れ、素晴らしいリースリングワインを生み出し、世界的に高い評価を集めてきました。「リースリング・ルネッサンス」の伝播のために、世界中を旅していたローゼン博士はアメリカでシャトー・サン・ミッシェルの「コールド・クリーク・リースリング」に出合い、その質の高さに衝撃を受けてすぐにシャトー・サン・ミッシェルに共同でリースリングワイン造りを行うことを提案。1999年、ベートーヴェンの交響曲第3番「英雄(eroica)」に因んで名づけられた「エロイカ」が生まれ、伝統国とニューワールドの伝統と技術が融合したワインが造り出されています。
設立当初、エロイカにはコールド・クリーク・ヴィンヤードのブドウが使われていましたが、現在はより酸味やミネラル感のあるワインを造るため、エヴァーグリーン・ヴィンヤードやホース・ヘヴン・ヴィンヤードなどより冷涼な土地のブドウを使用しています。また、冷涼な地域の畑に変えただけではなく、収量制限やキャノピーマネージメント(摘芯や除葉など)を行うなど、ローゼン博士とワインメーカーのボブ・バートゥ氏を中心によりより良いブドウを育てるための取り組みが行われています。醸造はシャトー・サン・ミッシェルがウッドヴィルに所有する白ワイン専用の醸造所を使用しています。
リースリング
Riesling Eroica
[白:辛口]
ぶどう品種:リースリング
マンダリンオレンジ、桃、ライムなどのアロマがあり、爽やかな酸味やしっかりとしたミネラル感が特徴です。スパイシーな料理やシーフードを使った料理など、中辛口の味わいのため幅広い料理に合わせやすいワインです。
ゴールド・リースリング
Gold Riesling Eroica
[白:辛口]
ぶどう品種:リースリング
一部貴腐ブドウを使用した中甘口タイプ。オレンジやマーマレードのニュアンスのある甘みと酸のバランスが調和した一本。旧世界と新世界のワイン造り両方を反映するスタイルで、果実味の豊富なふくよかなボディとワシントン州の特徴である綺麗で伸びやかな酸、それにドイツのリースリング造りのスタイルであるボトリティス(貴腐菌)の影響を受けた、エレガントなリースリングが出来上がる。
リースリング アイスワイン
Riesling Ice Wine Eroica
[白:辛口]
ぶどう品種:リースリング
ぶどうが健全に育ち、収穫期(10月末)の最低気温が-10度と、凍結に理想的な気候に恵まれた年(ワイナリーの45年の歴史の中で6回だけ)に生産。深夜2時から6時にかけて、手摘みで収穫されたぶどうはすぐにプレスされ、高い糖分を含んだ果汁が抽出されます。8週間かけてゆっくりと醗酵し、アプリコットや蜂蜜を思わせる、エキゾチックで官能的、リッチで凝縮感のある品種香とフレーバーが表現されまる。