Maison Lou Dumont
メゾン・ルー・デュモン
「天・地・人」
進化する醸造家「仲田晃司 KOUJI NAKATA」
ブルゴーニュのヴィニュロン達に脈々と継承される伝統的な醸造法から最先端の醸造理論までを修行の末体得した仲田氏は、伝統的な醸造法の中にこそワイン造りの本質があると見極め、温故知新とでも言うべきテロワール主義・本質主義のワイン造りに挑戦しています。1999年ヴィンテージから委託生産や瓶買いをはじめ、実質的には2000年が彼自身の手によるファーストヴィンテージとなりました。
彼のワイン造りを特徴づけているのは、日本職人的と言うべき、周りがあきれるほどの丁寧できめ細かい仕事です。厳しく選別して購入するワインそれぞれのテロワールを徹底的に研究した上で、樽の種類、焼き具合、熟成期間等々各ワインに最もふさわしいと思える理想的な方法を、オートクチュール的な考え方で実行します。本質主義に基づき、ヴィラージュクラス以上のワインは1本1本、フィルターをかけずに手でていねいに瓶詰めします。
「ワインを通じてアジアの架け橋になれればと願っています」という仲田さん。現在ルー・デュモンのワインは、日本、韓国、台湾、中国、シンガポールといったアジア諸国を中心に販売されています。
2008年8月、ジュヴレ・シャンベルタン村に念願の自社カーヴを取得しました。
醸造家 仲田晃司
KOUJI NAKATA
大学生の時アルバイトをしていた上野のフレンチレストランでワインと出会い、将来は自分の手で美味しいワインをつくっていたいとの夢を抱く。
1995年、渡仏。フランス各地のワイン生産者のもとで醸造を修行し、1999年、ボーヌの名門ワイン学校CEPPAで学位を取得。モメサン社他、ネゴシアン数社を経て2000年7月7日、メゾン・ルー・デュモンをニュイ・サン・ジョルジュに設立、醸造家としワイン生産に従事。2003年3月1日、メゾンをジュヴレ・シャンベルタンに移転すると同時に同社代表に就任。
信念:天・地・人を尊重するようなワインを作りたい。
ルー・デュモンの名前の由来
DUMONT(山という意味からきたもの)は、仲田氏の生まれた岡山県の高梁にある、町のシンボル的存在のお城山(松山城)をイメージしたもので、心の中にはいつも故郷があるという意味でつけられています。LOUとは、仲田夫妻が(カトリック教の洗礼式における)“代親”になった、ルーちゃんという女の子にちなんだ名前です。
STUDIO GHIBLI collaboration
「スタジオジブリ」コラボレーション
「スタジオジブリ」と「ルー・デュモン」のスペシャル・コラボレーションです。
スタジオジブリのプロデューサーであり、書家としても活躍中の鈴木敏夫氏が、ルー・デュモンのワインラベルを手がけました。ラベルの「天地人」「Pinot Noir」「Chardonnay」「紅の豚」の文字は、鈴木氏愛用の熊野筆にて書き下ろし。
そしてラベル右下の落款は、アニメーション映画監督・宮崎駿氏によるデザインです。
ワインは、仲田さんの友人が醸造長を務めるブルゴーニュのネゴシアンが造った、南仏の各作品からのタンクセレクションです。