Domaine Jean Tardy
ドメーヌ・ジャン・タルディ
フラジェ・エシェゾー出身のヴィクトール・タルディは1920年からドメーヌ・カミュゼの畑担当として働き、1945年からメテイヤージュ(分益小作)で畑を任されるようになったのが、このドメーヌの始まり。当時ドメーヌ・カミュゼからメテイヤージュで畑を任されていたのはアンリ・ジャイエを含む4つのドメーヌのみでした。
1966年に父の後を継いだジャン・タルディはドメーヌ・メオ・カミュゼからニュイ・サン・ジョルジュ、ヴォーヌ・ロマネやクロ ヴージョの畑をメテイヤージュで2007年まで任され、その一方で1981年から自社畑を増やしていきました。
1997年から醸造の勉強をしながら、息子のギヨームがドメーヌの仕事に参加。2001年からは醸造責任者として働き、2003年からは当主として引継ぎ、ドメーヌを担っています。現在ではコート・ド・ニュイを中心に4.6ha所有。それぞれのテロワールの個性とピノ・ノワールのフィネスとエレガンスを表現した、ピュアな果実味のワインを生み出しています。90%を輸出していますが、フランス国内では星付きレストランで採用されており、ベタンヌ+ドゥソーヴ2019年版では2つ星に昇格するなど、評価を高めています。
畑作業を最も重視し、大地に最大限の敬意を払うドメーヌ・ジャン・タルディ。テロワールごとの違いを明確に表現するため、ピュアな果実を使い、ピ ノ・ノワールのエレガンスをワインに表出させる、それがドメーヌのスタイルです。
ドメーヌのポートフォリオ強化
パストゥグラン、シャンボール・ミュジニー(1984年)、ニュイ・サン・ジョルジュ(1989)、ヴォーヌ・ロマネ(1999)、エシェゾー(2002)、フィサン(2006)、ジュヴレ・シャンベルタン(2007)、オート・コート(2008)、ニュイ・サン・ジョルジュ・PC・オー・ザルジラ(2010)
さらに近年、ヴォーヌ・ロマネの県道沿いに位置するドメーヌに隣接したピノ・ノワールの区画を新たに購入し、ピノ・ノワール100%のコトー・ブルギニヨンにも挑戦しています。