Stag's Leap Wine Cellars

スタッグス・リープ・ワイン・セラーズ

アメリカ:カリフォルニア
 
 シカゴ大学で講師を勤めていたウォレン・ウィニアルスキ氏がネイサン・フェイ氏と出会い、1970年にスタッグス・リープ・ヴィンヤードを取得し、設立しました。72年に醸造所が完成、コンサルタントにアンドレ・チェリチェフ氏を招きました。1976年5月、後に「パリスの審判」と呼ばれるアカデミー・デュ・ヴァン主宰のブラインドテイスティングで、フランスの著名ワインを抑えカベルネ・ソーヴィニヨンの中でスタッス・リープ・ワイン・セラーズ S.L.V. カベルネ・ソーヴィニヨン1973が見事1位となりました。このワインはスタッグス・リープのファーストヴィンテージで、樹齢もたった3年と驚きと共に大きな話題となり、世界中に熱狂的なファンを持つワイナリーとなりました。
 
 

 2007年にサン・ミッシェル・ワイン・エステーツとマルケージ・アンティノリが共同で所有を開始。2011年には晩餐会でサーブされるなど、アメリカを代表するワイナリーの一つです。“STAG’S LEAP”とは、stag=牡鹿、leap=飛ぶで、ネイティブ・アメリカンがこの地で生活していた時代、狩猟で追い込んだ牡鹿が谷を飛び越え逃れたという逸話に由来しています。エチケットにも描かれている牡鹿は「勇気・雄々しさ・躍動感」の象徴で、ワインのスタイルも表現しています。
 グレイスファミリーの一族で、自然の力を応用した病虫害対策においてカリフォルニアで第一人者と言われているカーク・グレイス氏が栽培責任者として、畑の管理を行っています。畑は区画毎に管理。畝間にその土地に最適な草を植えて土壌の改善や益虫を集めたり、キャノピーマネジメント(摘芯や除葉など)により日照を良くしたりして、畑の健全化を図っています。
 醸造は、1998年からスタッグス・リープに参加し、2005年にワインメーカーに任命されたニッキ・プリュス氏を中心として行っています。醸造所は重力に沿って醸造過程が進むグラヴィティシステムを採用、発酵時に出るブドウの搾りかすを手作業で取り除くなど、果汁に出来る限りストレスをかけない造りをしています。熟成はフレンチオークは100%使用しています。

Blanc
2018 ハンズ・オブ・タイム シャルドネ
¥3,640
2018 アヴィータ ソーヴィニョン・ブラン
¥3,640  品切中
2022 カリア シャルドネ
¥6,990
Rouge
2018 ハンズ・オブ・タイム レッド・ブレンド
¥4,630
2020 アルテミス カベルネ・ソーヴィニョン
¥9,980
2005 フェイ・エステート カベルネ・ソーヴィニョン
¥34,500
2019 SLV・エステート カベルネ・ソーヴィニョン
¥42,000  品切中
2017 カスク23 カベルネ・ソーヴィニョン
¥55,900
2013 カスク23 カベルネ・ソーヴィニョン
¥59,900

The Wines of the 1976 Tasting

Following is a list of wines in the 1976 tasting, ranked by score.
 
Stag’s Leap Wine Cellars 1973, Napa Valley (127.5)
Château Mouton-Rothschild 1970 (126)
Château Haut-Brion 1970 (125.5)
Château Montrose 1970 (122)


 
アヴィータ ソーヴィニョン・ブラン
Avete Sauvignon Blanc
[白:辛口]
ぶどう品種:ソーヴィニョン・ブラン74%、ソーヴィニョン・ムスク20%、セミヨン6%
「アヴィータ」はギリシャ神話で水の神を意味する。オークノルの自社畑B.R.V.を中心に、ナパ ヴァレーの中でも冷涼な長期契約畑からソーヴィニヨン ブランを厳選。品質独特のハーブ香と果実味、ワイナリーのスタイルを反映した力強い骨格、樽熟による複雑な旨みが魅力的なワインです。
 
カリア シャルドネ
KARIA Chardonnay
[白:辛口]
ぶどう品種:シャルドネ
“KARIA(KAR-ee-ah)”はギリシャ語で「優雅さ」を表します。アルカディア・ヴィンヤードやオークノルのB.R.V.カーネロスの優良畑を中心に、サン・パブロ湾の冷涼な風を受けた、爽やかな酸味を持つシャルドネが選ばれます。発酵は70~80%を樽、残りをステンレスタンクで行い、8~9ヶ月間フレンチオーク樽(新樽比率約30%)で熟成させます。
桃やリンゴ、レモン、トロピカルフルーツ、海風が運ぶトロピカルフラワーなど、豊かな香りに溢れています。
 
ハンド・オブ・タイム レッド・ブレンド
Hands of Time Red Blend
[赤:フルボディ]
ぶどう品種:カベルネ・ソーヴィニョン、メルロー
「パリスの審判」以降、ポール ホッブスからワインメーカー達に引き継がれたスタッグス・リープ・ワイン・セラーズの伝統と技法を表現する「手印」。熟したベリー系の香りに、ブラックベリーやプラムなどの黒系果実とドライハーブのニュアンス。しっかりした構成力があり、フルボディながら柔らかなタンニンが長い余韻へと導く。
 
アルテミス カベルネ・ソーヴィニョン
ARTEMIS Cabernet Sauvignon
[赤:フルボディ]
ぶどう品種:カベルネ・ソーヴィニョン、メルロー
ナパ・ヴァレー各地の良質なブドウを収穫して使うことから、ギリシャの狩猟の女神に由来してアルテミスと名づけられました。フェイ・ヴィンヤードやS.L.V.ヴィンヤードなど自社畑を中心に、カーネロスからカリストガまでナパ・ヴァレーの様々な地域のブドウを使用。ブラックチェリー、バニラやココアなどの魅惑的な香りに、クローブやセージなどのスパイシーなニュアンスがあります。生き生きとした果実味、優れた構成力とバランスの取れた酸味があります。
 
フェイ・エステート カベルネ・ソーヴィニョン
FAY Estate Cabernet Sauvignon
[赤:フルボディ]
ぶどう品種:カベルネ・ソーヴィニョン
フェイ・ヴィンヤードは1961年にネイサン・フェイ氏が植樹した畑で、この畑のカベルネ・ソーヴィニヨンから造られるワインです。赤と黒系ベリー、サンダルウッドやバニラなど魅惑的な香りを持ち、熟したタンニン、バランスの良い酸味、きめ細かい舌触りを持ちます。ステンレスタンクで発酵後、マロラクティック発酵を行い、フレンチオーク樽(新樽約80%)で18~19ヶ月熟成させます。
 
SLV・エステート カベルネ・ソーヴィニョン
S.L.V. Estate Cabernet Sauvignon
[赤:フルボディ]
ぶどう品種:カベルネ・ソーヴィニョン
S.L.V.はStag’s Leap Vineyardsの略で、最初にワイナリーが取得し1970年に植樹した畑で、パリスの審判で1位を取るという偉大な伝説を打ち立てた銘柄です。区画毎に土壌差があり、東側の区画は火山性土壌で、ワインに構成力、ミネラル感や熟した黒系果実のアロマ、エレガントなタンニンを与えます。西側は沖積土土壌で、生き生きとした果実味を与えます。別々に醸造、約20ヶ月樽熟させた後、ブレンドします。
 
カスク23・エステート カベルネ・ソーヴィニョン
CASK 23 Estate Cabernet Sauvignon
[赤:フルボディ]
ぶどう品種:カベルネ・ソーヴィニョン
1974年コンサルタントを務めていたアンドレ・チェリチェフ氏がS.L.V.の熟成中のロットテイスティングを行ったところ、「CASK23」と名づけられた大樽のワインが優れたポテンシャルを持っていることに気付き、別のボトルに詰めたことに由来します。S.L.V.とフェイ・ヴィンヤードの最も優れたブドウから造られるこのワイナリーのフラッグシップワイン。熟成はフレンチオーク樽(新樽比率90%)で約20ヶ月。豊かさ、奥深さ、優れた構成力、バランス…、世界中のワインファンを惹きつけて止まないワインです。