Comazono Vineyard

駒園ヴィンヤード

日本:山梨県

 
1952年、山梨県甲州市の塩山藤木に創業した五味果汁工業株式会社。五味葡萄酒を経て、2019年に駒園ヴィンヤードへ社名を変更し現在に至ります。社名の「駒園」は創業前から甲州種を栽培する自社園の字名に由来し、創業理念である「天地自然の理に寄り添うワイン造り」を守り続けています。全ての銘柄に山梨県産ブドウを100%使用することに拘り、主に自社畑のブドウを使用してワイン造りを行う小規模ワイナリーです。
 

 
現取締役社長兼、栽培・醸造管理責任者を務めるのは、前身の五味葡萄酒として営業していた2015年より携わる、近藤修通氏。山梨の多様な自然環境の中で、甲州ワインの品質向上と、この地でしか表現できない欧州系品種の個性を探求しており、地域別に仕込んだシングル・リージョンシリーズ「Tao」を生み出しました。
 
「Tao」はワイナリーの哲学に通じる「道」を意味するワイナリーの代表的なシリーズ。フラッグシップ・キュヴェの「Tao 駒園甲州」をはじめ、2018年から2022年の5ヴィンテージ連続で国際ワインコンクールにて金賞を受賞している他、日本人女性審査員が選ぶサクラアワードにおいても最高賞のダブルゴールドを獲得するなど、毎年高い評価を得ています。近藤氏曰く「ワインの味わいはブドウで決まる」とのこと。毎年変動する気象条件にあたり、その年にその畑で実るブドウとの、一期一会の出逢いを大切にしたワイン造りを行っています。

Blanc
2023 Tao駒園 甲州
¥2,860  品切中
2023 Tao駒園 甲州 桜花
¥2,860  品切中
 
Orange
2023 Tao駒園 甲州 オランジェ
¥2,860  品切中
 

 
駒園ヴィンヤードは山梨県において、推定樹齢80年を超える甲州種の古樹を有する圃場、駒園を含め、4ヵ所全12区画、約2haの圃場を自社で管理。標高280mから620mに位置する畑にて甲州種、欧州系6品種、国内改良5品種を栽培しており、年間約35,000本のワインを造り出しています。
 
所有する4つの圃場のうち、川窪圃場は山梨県最大の河川、富士川の支流、笛吹川左岸に位置する砂質の畑。国内改良品種4種と欧州品種4種を育てています。また、2018年に開園したばかりの竹森圃場は、標高620mの中山間地の南東斜面に位置する森林褐色土の畑。ワイナリー唯一の垣根仕立ての区画で、ピノ・グリージョとサンジョベーゼのイタリア系品種を栽培しています。
 
さらに、南アルプス市に位置する西野圃場は標高280mの富士川西岸に位置。主にソーヴィニヨン・ブラン、ピノ・ノワールを栽培しており、2020年にはシラーが初めて収穫されました。
 
そして、所有する中でも駒園ヴィンヤードを代表するのが駒園圃場。社名の由来となったこちらの圃場は、1952年の創業以前から甲州ブドウを栽培する自社最古の畑です。標高460mに位置し、砂質土壌を備えた約40aの畑には、推定樹齢80余年の自根の甲州古木が生き続けています。この畑のブドウで仕立てる「Tao 駒園甲州」は、国内外問わず高い評価を獲得する銘品として注目を集めています。
 

 
自社畑においては、ビオロジック(有機農法)を実践。雑草早生により土壌環境の最良の状態を保持し、圃場ごとの自然環境に適応したブドウ樹を育て、その生命力を高めることで凝縮感の高いブドウを栽培しています。
 
醸造においては、多くのワイナリーが機能別に酵母を使い分けて「味づくり」をする中、駒園ヴィンヤードではニュートラル酵母の使用に統一することでブドウの個性を表現。ワイナリーの哲学に従い、酸化防止剤は必要最低限の使用にとどめ、加熱殺菌処理も行いません。