Weingut Burgerspital zum Heiligen.Geist
ビュルガーシュピタール
ドイツ:フランケン
フランケンワインの特徴「ボックスボイテル」の元祖
ビュルガーシュピタールの歴史は、1316年にこの地の富豪であるハネス・フォン・シュテレン(Johannes von Steren)がヴュルツブルグの城門前に貧困に苦しむ人々を療養するための屋敷を建て、そこでワインづくりをはじめた事が起源とされ、1334年には司教領主へのぶどう畑の寄進がなされたという記録が残る。もともとワインはためのものだったが、16世紀には、療養所の住人達に1.22リットルのワインが分け与えられ、住人の行いが悪ければ罰として水を混ぜるという仕組みがとられ、療養所の規律を守る手段にも使われた。その後、ワインは、療養所の経営基盤にまでなり、現在も、850人に上る人々がこの療養所で介護を受けている。
所有する110haの畑はマイン川に面し、50%~60%に上る傾斜畑で、貝殻を含む石灰岩質の土壌は太陽の熱を蓄えやすく、また豊富ミネラルを含む。