2022 ヴュルツブルガー・シルヴァーナ・トロッケン
ビュルガーシュピタール
Abtsleite Silvaner Trocken
Weingut Burgerspital zum Heiligen.Geist
1316年にヴュルツブルグの城門前に貧困に苦しむ人々の療養のための屋敷を構え、そこでワイン造りを始めた事がワイナリーの起源とされます。現在ではワインは療養所の経営基盤として療養所を支えています。
平均収量60hl/ha。9日間の発酵、4週間、オリに接触させてワインを寝かせ、まろやかな味わいを加えます。その後3ヶ月間、ステンレスタンクで熟成。
洋梨や柑橘系の果実を思わせるデリケートなアロマと、フレッシュな酸味が楽しめます。ミントやレモン、ミラベル(甘いプラム)を思わせる上品な香り。凝縮感のあるしっかりとした骨格のあるワインです。
ヴィンテージ | 2022 |
原産国 | ドイツ |
産地 | フランケン |
地域 | フランケン |
アペラシオン | フランケン |
生産者 | ビュルガーシュピタール |
色 | 白 |
容量 | 750ml |
ぶどう品種 | シルヴァーナ |
味わい | 辛口 すっきり |
アルコール度数 | 12.0% |
輸入元 | ファインズ |
フランケンワインの特徴「ボックスボイテル」の元祖
ビュルガーシュピタールの歴史は、1316年にこの地の富豪であるハネス・フォン・シュテレン(Johannes von Steren)がヴュルツブルグの城門前に貧困に苦しむ人々を療養するための屋敷を建て、そこでワインづくりをはじめた事が起源とされ、1334年には司教領主へのぶどう畑の寄進がなされたという記録が残る。もともとワインはためのものだったが、16世紀には、療養所の住人達に1.22リットルのワインが分け与えられ、住人の行いが悪ければ罰として水を混ぜるという仕組みがとられ、療養所の規律を守る手段にも使われた。その後、ワインは、療養所の経営基盤にまでなり、現在も、850人に上る人々がこの療養所で介護を受けている。
所有する110haの畑はマイン川に面し、50%~60%に上る傾斜畑で、貝殻を含む石灰岩質の土壌は太陽の熱を蓄えやすく、また豊富ミネラルを含む。