Domaine Saumaize Michelin

ドメーヌ・ソメーズ・ミシュラン

フランス:ブルゴーニュ

 
 

プイィ・フュイッセの高品質ワインの作り手として代表的な存在

 1978年に現当主ロジェ・ソメーズ氏が設立したドメーヌ。1982年にクリスティーヌ・ミシュランと結婚し、ドメーヌ ソメーズ=ミシュランとなりました。
 マコネー地区ヴェルジソン村の名所“ロッシュ・ド・ヴェルジソン”の丘の中腹に位置し、ご夫婦と従業員1名の計3名で経営しているドメーヌです。ワイン造りの信念は、「ぶどうの持っているポテンシャルをいかに上げるかが最も大切で、そのポテンシャル以上のものはワインに表現できない。だから、畑での作業をとても重視している、それも自分達の手でやることがとても大切だと思っている」(ロジェ・ソメーズ氏)。
 愚直なまでにぶどう造りにこだわった、職人的ともいえるドメーヌです。歴史は浅いですが、その分創始者のロジェ・ソメーズ氏の信念が結実した力強いワインを造り出す、疑いなくマコン最高の生産者の一人です。

 
 

 土地を耕し、土地の持っている力を最大限引き出します。常に畑に出て最高のぶどうを造りだし、最高の状態で収穫し、そのぶどうの魅力を最大限引き出すことを心がけています。樽熟期間中は、週1回のバトナージュを実施し、ぶどうのポテンシャルを最大限引き出し、フィルタレーションも極めて軽くしているため、パワフルなワインを生み出しています。酸化防止剤(SO2)もごく少量にとどめ、2000年頃から、段階的に有機栽培を始めているのも、このドメーヌでならではの、畑とぶどうに対する愛情の表れかもしれません。
 ビオディナミ農法を取り入れるようになり、2005年ヴィンテージが最初の収穫です。2006ヴィンテージから全面ビオディナミとなります。ビオディナミについてソメーズ氏のコメントは「何かが大きく変わったということではなく、ただ畑での仕事を尊重するだけ。カモミールの煎じ薬を蒔いたり、シリス(石英のようなキラキラ光る粒)を溶かして牛の角に入れてフイヤージュの頃に散布したりします(土に活力を与えるため)。光の力を鑑み、早朝(日の出前)に行われなければいけません。ただ、これらのトリートメントは義務ではありません。今あることに対抗するのが化学肥料で、ビオディナミというのは“耐性”を強くするということ。つまり、土の中の力を強くするということが大切である。ただ、入念な準備をしておかなければいけない。とにかく自然を尊重すること」です。

Blanc
2020 マコン・ヴィラージュ
¥3,520  品切中
2020 サン・ヴェラン レ・クレッシュ
¥4,600  品切中
2020 プイィ・フュイッセ パンタクリーヌ
¥5,830
2018 プイィ・フュイッセ レ・ロンシュヴァ
¥6,160
2020 プイィ・フュイッセ ラ・マレショード
¥6,580
 

 
マコン・ヴィラージュ
Macon Villages
[白:辛口]
ぶどう品種:シャルドネ
ブドウはビュシエール村に位置している泥土・粘土質な土壌の畑から由来しています。熟成は100%ステンレスタンクで行っています。丸みがありバランスがとれた味わい、トーストやバニラのニュアンスと、レモンのような爽やかな余韻を持ちます。
 
サン・ヴェラン レ・クレッシュ
Saint-Veran Les Creches
[白:辛口]
ぶどう品種:シャルドネ
白い花や完熟した西洋ナシ、リンゴの芯にある蜜などの芳醇なアロマが心地よい、ボリューム感のあるワインです。平均樹齢50年以上の老樹ならではの複雑味も備えており、ほどよい樽香とのバランスも良く取れています。
 
 
プーイィ・フュイッセ パンタクリーヌ
Pouilly-Fuisse Pentacrine
[白:辛口]
ぶどう品種:シャルドネ
パンタクリーヌは、この地でしばしば見つかる貝の化石にちなんだ名前。熟した柑橘系果実の香り、丸みのあるふくよかな味わい、ジューシーな酸のバランスが非常に良く、コストパフォーマンスに優れています。
 
プーイィ・フュイッセ レ・ロンシュヴァ
Pouilly-Fuisse Les Ronchevats
[白:辛口]
ぶどう品種:シャルドネ
ロンシュヴァは、プーイィ・フュイッセの名手であるこのドメーヌが持つ畑の中でも、特に人気の高い区画。柑橘類や桃、アプリコットなどのよく熟した甘い香りと、心地よい樽香が調和しています。粘土質の土壌を反映して、味わいには厚み、うまみがあります。
 
プイィ・フュイッセ ラ・マレショード
Pouilly-Fuisse Les Ronchevats
[白:辛口]
ぶどう品種:シャルドネ
「マレショード」とは「熱い潮」の意味で、周りに比べ気温が高く、非常に傾斜の厳しい畑。2014年が初リリース。柑橘類や洋ナシ、リンゴなどの果実味に火打石のニュアンス。リッチな厚みと適度な酸が非常にバランスの良いワインで、テロワールを非常によく表現。
 
プーイィ・フュイッセ キュヴェ・アンペロプシス
Pouilly-Fuisse Cuvee Ampelopsis
[白:辛口]
ぶどう品種:シャルドネ
<アンペロプシス>とはギリシャ神話で酒盃の意味で、畑名ではなく、ドメーヌの所有畑から厳選した優れたブドウのみをブレンドしたプレステージワインです。果実の凝縮感と美しい酸のバランスが素晴らしく、また18ヶ月以上の樽熟成由来の香りもほどよく溶け込んでいます。5年以上瓶内熟成させてから楽しみたい逸品です。