Fritz Salomon
フリッツ・サロモン
オーストリア:ヴァーグラム
サロモン家は1863年から オーストリア ヴァーグラム地方に13世紀に建てられた教会を所有し、現在はワイナリーのほか、宿泊施設やレストランを併設して運営しています。また教会の周りには農場として約100haを所有し、絶滅危惧品種のブロンド牛や鶏を飼育、野菜や果物もすべて ビオディナミで栽培しています。現当主であるフリッツ サロモン氏は、30代半ばの若手生産者の一人で、所有地内の農園と同様にビオディナミ農法でブドウ栽培、ワイン造りを行っています。
ブドウ畑は、約20haを所有。ブドウ畑も2010年よりDEMETER(デメテール)の認証を受けています。農場では家畜の飼育もしているため、牛肥を使ったビオディナミの調剤も自宅で作るという徹底ぶりです。同じビオディナミ農法を実践するオーストリアの生産者ニコライホーフのサース夫人も、真摯に取り組む若い生産者として高く評価をしています。
フリッツ・サロモンのあるヴァーグラムは2007年以前はドナウラントと呼ばれていた地域で、ドナウ川の北側と南側にブドウ畑が広がります。乾燥して、夏は平均気温も高く、冬も比較的温暖。昼夜の寒暖の差がありブドウ栽培に適した気候。年間降水量は400〜450ミリ程度。現生岩の上に黄土が積もった土壌で、水はけがよい。
Blanc
Rose