2017 サン・スフル 赤
タケダワイナリー
Sans Soufre Rouge
Takeda Winery
長年タケダワイナリーがマスカット・ベリーA種の栽培を依頼している花輪和雄氏ら天童市の栽培グループによるぶどうを用いて造られました。日本で品種改良されたベリーA種。しっかり栽培・醸造したものには濃縮感、力強さがあります。
そのぶどうを、亜硫酸を使用しない「サン・スフル」で仕上げました。ろ過を全く行わず、もちろん生詰めしたことで、ぶどう本来の味わいが堪能できる力強いワインに仕上がっています。ベリーA本来のフレッシュな赤い果実の香りと、生き生きとした酸をお楽しみください。亜硫酸を添加せずワインに仕上げるには、腐敗果がなくPH値も低い健全なぶどうであることはもちろん、仕込み時の徹底した選果やワイナリー内の衛生管理も重要な要素となってきます。醸造では、できるだけ自然な管理とぶどうに負荷をかけないことを心がけ、ワインメーカーが随時自身の目で状態を確認し、手作業で管理しています。
また、ビン内で乳酸醗酵を継続させる手法により、酸化を抑えています。そのため、ごくわずかな発泡感があります。濃い色調で、赤い果実の香り、フレッシュな酸とタンニンのバランスがとてもよく、ぶどう本来の味わいが堪能できる力強いワインです。
ヴィンテージ | 2017 |
原産国 | 日本 |
ぶどう産地 | 山形県 |
地域 | 上山市 |
アペラシオン | |
生産者 | タケダワイナリー |
色 | 赤 |
容量 | 750ml |
ぶどう品種 | マスカット・ベリーA |
味わい | ミディアムボディ |
●醸し及びアルコール発酵:ステンレスタンク
●ピジェ:あり
●ルモンタージュ:あり
●補糖:少量
●MLF:なし
●樽熟成:なし
●びん詰時の分析値(ワイン):比重;0.996 アルコール;10.8% エキス;2.89%
総酸;9.63g/l(酒石酸として算出)
蔵王連峰の麓、かみのやま温泉郷よりほど遠くない南向きの高台に位置するワイナリーです。代々この地で葡萄栽培を行い、その葡萄を生かしたワイン造りを始めた1920年以来、「良いワインは良い葡萄から」をモットーに土造りから始めた葡萄造り、ワイン造りを続けています。
「今行っている自然農法、ビオディナミ、自然な醸造をどれくらいまで昇華できるか毎年チャレンジです」と語る現代表の岸平典子さん。近年のチャレンジと農地管理の基本は、農薬をどれだけ減らすことができるか、と日々格闘中です。