2022 ヴィレ・クレッセ
レ・ゼリティエール・デュ・コント・ラフォン
Vire Clesse
Les Hertiers du Comte Lafon
2009年にヴィレ・クレッセを初リリース。かつてシャトー・ヴィレが所有していた畑を購入し、使用する半分以上はクロ・ヴィレと呼ばれる秀逸な区画でブドウをまかなっています。畑は東向きの斜面に位置しており、土壌の深くには粘土層が含まれているのが特徴です。樹齢は若いものでも約20年、約60~70年の樹のブドウも使用。古樹から収穫されたブドウを用いることで独特なアロマが生まれます。
手摘みで収穫されたブドウは、1/3はステンレスで、2/3は600Lの大樽で発酵。熟成には新樽を一切使用せず、期間を12ヵ月程度と短くする(ムルソーの場合は18~24ヵ月)ことでマコンの特徴である、「みずみずしい豊かな果実味」を最大限引き出します。このように、いきいきとしたフレッシュな酸味を大切にしつつ、ドミニク氏のワインらしい洗練された一流の風格が感じられる上、早くからでも愉しめるという魅力あるワインに仕上げられるのです。
外観は輝くイエローの色調。レモンや白桃、洋ナシなどの果実のアロマに加え、トーストやヨードのニュアンスもある濃密な香りが漂います。口に含むと、凝縮した果実味が感じられ、力強い印象。ふくよかなボディは伸びやかな酸と心地よい塩気を伴ったミネラル感によって引き締められます。オイリーなストラクチャーが長く続き、余韻を優美に演出。
ヴィンテージ | 2022 |
原産国 | フランス |
産地 | ブルゴーニュ |
地域 | マコネー |
アペラシオン | ヴィレ・クレッセ |
生産者 | レ・ゼリティエール・デュ・コント・ラフォン |
色 | 白 |
容量 | 750ml |
ぶどう品種 | シャルドネ |
味わい | 辛口 |
アルコール度数 | 12.5% |
輸入元 | エノテカ |
ヴィレ村とクレッセ村の2つの村の連名により誕生した、マコンの中で最も注目を浴びているアペラシオン。マコン市の北15kmほどに位置するヴィレから数km南のクレッセまでを結ぶ、南北に連なる丘陵に位置しています。土壌はキンメリジャンを始め、ジュラ紀前期まで遡る幅広い土質で構成。他のマコンのワインに比べ、ストラクチャーのしっかりした濃密な果実味のワインが生まれることから、以前よりこの地域は高く評価されており、1999年に単独のアペラシオンに格上げされました。