コント・ラフォンのシェフ・ド・カーヴを勤めたジャノ氏と、レストラン業界を熟知した情熱家ボス氏のコラボレーション
2人の出会いは、1996年、ボーヌの農学校において。10年来の2人の夢が、2005年ヴィンテージから「JANOTSBOSジャノボス」となって誕生。目指すはブルゴーニュのテロワールを表現するトップ・クオリティー。2年目の2006年ヴィンテージから日本に紹介され、予約で売り切れるアイテムが続出した。Richard Bosリチャード・ボス(1967年・オランダ生まれ) ホテルサービス経験の後、10年以上レストランやバーを経営。ワインへの情熱を持ち、フランスに渡りボーヌ農学校でワイン醸造に就学。その後、ワインテイスティングのイベントや、フランス各地を回るガストロノミック・ツアーを企画。ジャノボスの経営・広報面を担い、オピニオン・リーダーとしてジャノボスの方向性を模索。 Thierry Janotsティエリー・ジャノ(1961年・フランス生まれ) ティエリーは名立たるブルゴーニュの名門でのキャリアを持つ。ジョゼフ・ドルーアンで12年、ルイ・ラトゥールで3年、ユベール・ド・モンティーユで2年、そして、何といってもコント・ラフォンのシェフ・ド・カーヴを8年務めたことで、その長い経験と信頼は確固たるものとなっている。現在はジャノボスに専念。ところが、コント・ラフォンのドミニク・ラフォン氏より、今後もワイン造りを監修してくれるよう熱望され、現在もジャノ氏が醸造を担当している。
ブルゴーニュ・シャルドネ
Bourgogne Chardonnay
[白:辛口]
ぶどう品種:シャルドネ
ムルソー・ヴィラージュと言っても過言ではないこのクオリティは、低収量のおかげで栽培家の努力の賜物である。収量は40hl/haと非常に低く、密植度も高い。ほとんどがビオディナミの畑から。青リンゴ、ライム、白い花のアロマと、きれいでフレッシュな酸が余韻にソフトに広がる。(2-4年樽で11ヶ月樽熟成。新樽なし)年によって畑は変わるが、ムルソーとピュリニー・モンラッシェに隣接する’Les Pellans’’Les Bluzes’’Les Champs Perriers’’Les Combes’’Pres a la Dame’'Les Femmelots’などから。
ムルソー
Meursault
[白:辛口]
ぶどう品種:シャルドネ
グラン・シャロン(ムルソー中央・中腹部のベストパート)、Les Pelleレ・ペル(グッドドール直下のやや粘土質が多めの土壌)、Les Tilletsレ・ティエ(1級の丘斜面上部)などを合わせた絶妙なブレンド。典型的なムルソーの味わいと言われるバター、ナッツ香を含みつつ、新鮮なパイナップルやミント、熟したグレープ・フルーツ、オレンジなども加わり、その大きさと味わいの広がり、余韻の心地良さはムルソーの醍醐味を十分に味わえる。数年の熟成のポテンシャルを十分に感じられるが、食材にあわせて、若くても十分愉しめる。アスパラガス(ハムやサーモンと共に)、ビーフストロガノフ、ロブスター、クリームやバターソースのスキャンピ、熟成したブリーチーズなど。
ムルソー・プルミエ・クリュ・レ・ブシェール
Meursault 1er Cru Les Boucheres
[白:辛口]
ぶどう品種:シャルドネ
グッドドールの南、ペリエールやジュヌヴリエールと同じ斜面にある、ムルソーで一番小さな1級畑「ブシェール」から造られる希少な1本。白い花、スパイス、ピーチ、はちみつ、マスカルポーネ、オレンジピール、ローレル等の複雑な香り。余韻は長く、このワインの持つ偉大なポテンシャルを感じさせる。