2012 バローロ・スカッローネ・ヴィーニャ・マンドルロ・リゼルヴァ
フラテッリ・ジャコーザ
Barolo Scarrone “Vigna Mandorlo” Riserva
Fratelli Giacosa
55日間かけての長期マセラシオン。澱引き後、フレンチオーク樽で46ヶ月間、その後ステンレスタンクで12カ月間熟成。
オレンジを帯びたザクロ色。バラなどのフロールさとブラットオレンジを思わせる果実味豊かな香り。甘草、タバコ、白トリュフなどスパイシーでエーテル香を感じさせる香りは複雑で、時と共に展開していく。口に含むと温かみを感じ、エキス分が濃く凛としたタンニンのため優れた骨格を持つ。果実味とスパイシーさの中に、マンドルロ畑特有の、砂混じりの粘土土壌からくる興味深い旨味が際立ち余韻も長い。
ヴィンテージ | 2012 |
原産国 | イタリア |
産地 | ピエモンテ |
地域 | バローロ |
アペラシオン | バローロ |
生産者 | フラレッリ・ジャコーザ |
色 | 赤 |
容量 | 750ml |
ぶどう品種 | ネッビオーロ100% |
味わい | ミディアムボディ |
アルコール度数 | 14.0% |
輸入元 | フードライナー |
1800年代中頃小作人の息子として生まれたジュゼッペ・ジャコーザ氏は小作人でいることを良しとせず、ブドウの仲介業者、ワイン商人を経て1895年ネイヴェ村のボルゴヌオーヴォに自社のワイナリーを創立しました。そして2つの世界大戦から1960年にかけては、息子のレオーネがアルバ産ワインの品質向上に力を注ぎ、苦しかったこの時代に未来への活動基盤を築きました。彼の後を継いだ2人の息子達、さらにそれぞれの息子達は揃って洞察力に優れ、市場のニーズを常に敏感に感じ、自らのワイン造りに取り入れてきました。“ワインの品質は畑で決まる”を基本理念とし、各ブドウ品種に適した条件(気候や土壌など)を備えた畑を的確に選び、あらゆる外敵からブドウを守り、こうして収穫されたブドウの持つ性質を歪めることなく最大限に引き出すことに彼らは常に力を注いでいます。