2006 ダルチェオ
カステッロ・ディ・ランポッラ
d‘Alceo
Castello dei Rampolla
キャンティ クラシコ生産地域の中心で、カベルネ主体のスーパートスカンを80年代初頭にリリースした先駆者的な存在。独自の世界観から造り出されるワインは、世界各国から高い評価を得ています。
凝縮感のあるブラックベリーやプラムなどの果実味、チョコレートなどの甘いスパイスのアロマ。時間と共にハーブやスパイスの印象も表れます。圧倒的な構成と凝縮感を持つ力強いワイン。
ヴィンテージ | 2006 |
原産国 | イタリア |
産地 | トスカーナ |
地域 | キャンティ |
アペラシオン | トスカーナIGT |
生産者 | ランポッラ |
色 | 赤 |
容量 | 750ml |
ぶどう品種 | カベルネ・ソーヴィニョン85%、プティ・ヴェルド15% |
味わい | フルボディ |
アルコール度数 | 14.5% |
パーカーポイント | 96 |
ワインスペクテーター | 98 |
ジェームスサックリング | 100 |
輸入元 | ファインズ |
農法:ビオディナミ
ビオディナミの生産者及びスーパータスカンの先駆者
ランポッラのワインが生産されているサンタ・ルチア・ファウッレ畑は、"Conca d'Oro(黄金の谷)"といわれるパンザーノ渓谷南部に位置し、1739年以降デイ ナポリ ランポッラ家が所有しています。1964年から先代のアルチェオ デイ・ナポリ・ランポッラ氏がブドウ栽培を初め、凝縮したブドウを収穫するために高密植、収量制限を行いました。また、1980年にはスーパータスカンの先駆けであるサンマルコをリリースし、世界的な注目を集めます。アルチェオ氏が他界した後、息子のルチアーノと娘のマウリツィアがワイナリーを受け継ぎ、1996年には父の名前を付けたダルチェオをリリース、国際的にも高い評価を集めるワインとなりました。
他の生産者の畑とは隣接しない、林の中に畑があります。標高は290~380m、南西から南東向きの斜面で、日当たりの良い場所です。1994年からビオディナミ農法を実践し、畑にはルッコラを始め約30種類の草花が育ち、土はフカフカです。枝を結ぶ紐を植物を乾燥させたもので代用するなど、作業に使うものも出来るだけ自然に近いものにしています。以前、発酵はステンレスタンクで行っていましたが、現在はコンクリートタンクに移行しています。区画、品種毎に発酵・醸造させ、フランス系品種は225リットルのバリックで、サンジョヴェーゼは3000リットルの大樽で熟成させます。ワインに樽の香りをできるだけつけないために、新樽は使いません。
現在はアンフォラ(テラコッタで作られた大壷)でのワイン造りにも挑戦するなど、こだわりのあるワイン造りを行っています。