2009 アルゼロ カベルネ
ジョゼッペ・クインタレッリ
Alzero Cabernet
Azienda Agricola Giuseppe Quintarelli
アマローネに使われるブドウよりもカベルネの収穫は早くまだ暑い時期であるため、乾燥も短い時間で効果的に進む。プレスは1月末に行われ2月になると30〜40%が貴腐の状態となる。20日間のマセレーションの後、自然酵母によって発酵は通常50日ほど続く。樽で落ち着かせながら再度アルコール発酵を促す。熟成は5〜6年で、リムザン・トロンセ・アリエの仏産バリックが使用される。
完熟したプラムやブラックベリーのコンポートやハーブ、スパイス、タバコなどの複雑味ある香り。力強く、凝縮感があり、芳醇な口当たりのワイン。
ヴィンテージ | 2009 |
原産国 | イタリア |
産地 | ヴェネト |
地域 | ヴェネト |
アペラシオン | ヴェネト |
生産者 | ジョゼッペ・クインタレッリ |
色 | 赤 |
容量 | 750ml |
ぶどう品種 | カベルネ・ソーヴィニョン40%、カベルネ・フラン40%、メルロー20% |
味わい | フルボディ |
アルコール度数 | 16.5% |
輸入元 | ファインズ |
ジュセッペ・クインタレッリは、ヴェネトの地で造られるヴァルポリチェッラ、アマローネを語る上で最も重要な生産者の一人であることは間違いない。機械化されたワイン造りが主流の現代において、農作業から醸造、ラベルを貼る作業まですべて手作業で行われている。醸造に関しても自然酵母での自然な発酵は勿論、発酵後も敢えて手を加えず、自然に任せたワイン造りに専念する。毎年僅かにリリースされるクインタレッリのワインのヴィンテージと同地区の他のワイナリーのワインのヴィンテージを比べれば、クインタレッリのワインの熟成の長さは一目瞭然。一部のワインにはバリックも極少量使用するが、基本的に伝統的なスロヴェニア産の古大樽を使い、ゆっくりと長い年月を経て完成に至る。