2018 シャトーヌフ・デュ・パブ・ルージュ
ドメーヌ・デ・セネショー
Chateauneuf-du-Pape Rouge
Domaine des Senechaux
深紫の色調で黒味を帯びている。ブラックチェリーや上質な樽の香りが主体で微かにスパイスのアロマも感じられます。粘性が高く奥深い果実味と緻密なタンニンが特徴的です。
黒ブドウの畑は22ha。コンクリートタンクで発酵、醸しを行い、シラーとグルナッシュは樽で、ムールヴェードルは大樽にて12ヶ月間熟成。
熟した赤い果実に加えガリーグ(ハーブ)やスパイス、木やバニラなどの複雑かつ凝縮した香り。口に含むと火を通した果物のようなジューシーな果実味とリコリスの風味があり、非常に表現力豊かなワインです。
ヴィンテージ | 2018 |
原産国 | フランス |
産地 | コート・デュ・ローヌ |
地域 | 南部ローヌ |
アペラシオン | シャトーヌフ・デュ・パブ |
生産者 | ドメーヌ・デ・セネショー |
色 | 赤 |
容量 | 750ml |
ぶどう品種 | グルナッシュ58%、シラー23%、ムールヴェードル19%、その他 |
味わい | フルボディ |
アルコール度数 | 15.0% |
ワインアドヴォケイト | 92 |
輸入元 | ファインズ |
ボルドーの名門シャトー・ランシュ・バージュを所有する「カーズ・ファミリー」による新たな挑戦
アヴィニョン市とオランジュ市のちょうど中間ほどにあるシャトー・ヌフ・ド・パプの町の中心部にある長い歴史を持つドメーヌですが、長い間畑は管理されておらず、荒れ果てた状態でした。93年にルー家が買収してから栽培に力を入れ、病気の株は植え替えをするなど目覚しい発展をとげています。現在AOC区画に25ha、ヴァン・ド・ターブル区画に1haの合計26haを所有しています。
06年に、ボルドーの名門シャトー・ランシュ・バージュを所有する「カーズ・ファミリー」が買収し、同家はローヌ地方に初進出し、新たな挑戦を始めています。
カーズ氏は前所有者の時代から手腕を発揮していたベルナール・トランシュコスト氏を筆頭としたチームをそのまま残しワイン造りを続けています。なぜなら、彼らはとてもまじめで、その土地のテロワールを良く理解していたからです。
だからと言って何も変化していないわけではありません。以前、セネショーでは発酵後、60%を大樽で、40%をステンレスで熟成させ、比較的早く瓶詰めを行っていましたが、ランシュ・バージュから1~2年使用した質の高い樽を入手できるようになったため、約1年半熟成させ、より複雑味のあるワインを造る事ができるようになりました。