2006 シャトーヌフ・デュ・パブ・ブラン
ドメーヌ・デ・セネショー
Chateauneuf-du-Pape Blanc
Domaine des Senechaux
白ブドウは3ha広がりルーサンヌ33%、グルナッシュブラン29.5%、クレレット29.5%、ブールブラン8%を栽培。ルーサンヌは樽内でその他の品種はステンレスタンクで醗酵を行います。
明るく緑色を帯びた黄金色の色調で、白桃や白い花のアロマ、樽熟成のルーサンヌに由来するスパイスが複雑に溶け込んでいます。エレガントでありながら南国フルーツの風味が余韻として残ります。
ヴィンテージ情報
アルコール度が高くなりすぎるのを防ぎ、酸とアルコールとフレッシュさのバランスを保つため、白ブドウは8/30-9/12と早くに収穫。ブドウは健全で選果の必要がありませんでした。フィネスとエレガンスを備えたアロマティックなワインが出来た年です。
ヴィンテージ | 2006 |
原産国 | フランス |
産地 | コート・デュ・ローヌ |
地域 | 南部ローヌ |
アペラシオン | シャトーヌフ・デュ・パブ |
生産者 | ドメーヌ・デ・セネショー |
色 | 白 |
容量 | 750ml |
ぶどう品種 | ルーサンヌ33%、グルナッシュ・ブラン30%、クレレット29%、ブールブラン8% |
味わい | 辛口 |
アルコール度数 | 14.0 |
ワインスペクテーター | 91 |
輸入元 | ファインズ |
ボルドーの名門シャトー・ランシュ・バージュを所有する「カーズ・ファミリー」による新たな挑戦
アヴィニョン市とオランジュ市のちょうど中間ほどにあるシャトー・ヌフ・ド・パプの町の中心部にある長い歴史を持つドメーヌですが、長い間畑は管理されておらず、荒れ果てた状態でした。93年にルー家が買収してから栽培に力を入れ、病気の株は植え替えをするなど目覚しい発展をとげています。現在AOC区画に25ha、ヴァン・ド・ターブル区画に1haの合計26haを所有しています。
06年に、ボルドーの名門シャトー・ランシュ・バージュを所有する「カーズ・ファミリー」が買収し、同家はローヌ地方に初進出し、新たな挑戦を始めています。
カーズ氏は前所有者の時代から手腕を発揮していたベルナール・トランシュコスト氏を筆頭としたチームをそのまま残しワイン造りを続けています。なぜなら、彼らはとてもまじめで、その土地のテロワールを良く理解していたからです。
だからと言って何も変化していないわけではありません。以前、セネショーでは発酵後、60%を大樽で、40%をステンレスで熟成させ、比較的早く瓶詰めを行っていましたが、ランシュ・バージュから1~2年使用した質の高い樽を入手できるようになったため、約1年半熟成させ、より複雑味のあるワインを造る事ができるようになりました。