2021 シノン ラ・ディアプレス
シャトー・ド・クーレーヌ
Chinon la Diablesse
Chateau de Coulaine
このシャトーを代表するフラッグシップワイン。現当主エティエンヌの先祖に当たるボナヴァンチュール夫人と義理の弟がシャトーの覇権争いをしていた18世紀、強引にシャトーの所有権を奪い取られた夫人がピストルで弟を殺害する事件が起こり、近隣の住民が彼女を「ディアブレス(悪女)」と呼び蔑んだ史実を元に命名されました。
このキュヴェには2つの区画(計1.5ha)のブドウをブレンド。野生イチゴやブルーベリーの果実香とカベルネ・フランに由来する黒胡椒などスパイス香が優美に立ち上るアロマに、全ての要素が適度で懐深く、長い余韻が感じられる味わいが特徴的です。スキャンダラスなキュヴェ名とは対照的に、包容力があり穏やかなフェミニンスタイルです。
ロワール河を見下ろす、緩やかな傾斜の粘土石灰質土壌。斜面 が北向きで過度な日照量から免れるためブドウが冷涼な環境でゆっくり成熟する特長をもっています。
醸造: 手摘み収穫後、コンクリートタンクにて自然発酵。続くマロラクティック発酵は400Lの古樽(4-5年)で行い、その後18ヶ月間の樽熟成を施します。
ヴィンテージ | 2021 |
原産国 | フランス |
産地 | ロワール |
地域 | トゥレーヌ |
アペラシオン | シノン |
生産者 | シャトー・ド・クーレーヌ |
色 | 赤 |
容量 | 750ml |
ぶどう品種 | カベルネ・フラン100% |
味わい | ミディアムボディ |
アルコール度数 | 13.0% |
輸入元 | ファインズ |
ラベルデザイン:マドレン・ヘルストロム氏
◆フェミニンスタイルと形容される柔らかく穏やかな女性的ワインを想起するため、全体的に曲線を多用したデザインに仕上がっています。
1.グラスの形状と女性の顔貌を曲線美で表現。
2.グラスに付着した口紅の跡。
3.赤ワインで汚れた指でグラスに触れ残った指紋。
4.ディアブレスが40-60年の古樹のブドウから造られており、樹齢が高くなると幹が太くなり歪曲した形になるイメージを抽象的に表現。
シャトー・ド・クーレーヌは15世紀に建設されたシャトーで、ボナヴァンチュール家が代々所有しています。ジャン・ド・ボナヴァンチュールは16代目、ワイン造りは彼の祖父の時代から行われています。エティエンヌ氏が引き継いだ時の畑の面積は1.5ha、それを積極的な植樹により、20haまで拡大していきました。『レ・メイユール・ヴァン・ド・フランス 2010』で1つ星を獲得するなど、近年注目が高くなっている造り手です。
ロワール川とヴィエンヌ川に挟まれた三角洲にあるAOCシノン。シャトーはヴィエンヌ川の近くにあり、シャトーの近くにソレイユに使われるブドウの区画があります。ディアブレスとピカスはロワール川とヴィエンヌ川のほぼ中間の辺りの区画のブドウが使われています。1994年からビオロジック農法を実践し、97年にアグリキュルチュール・ビオロジック(AB)を取得しています。
手摘み収穫したブドウをコンクリートタンクで自然発酵させ、古樽でマロラクティック発酵。その後、ソレイユは古樽で約6ヶ月間、ディアブレスは古樽で約18ヶ月間、ピカスは1/3を新樽、残りを古樽で約18ヶ月間熟成させます。
ロワール川とヴィエンヌ川に挟まれた三角洲にあるAOCシノン。シャトーはヴィエンヌ川の近くにあり、シャトーの近くにソレイユに使われるブドウの区画があります。ディアブレスとピカスはロワール川とヴィエンヌ川のほぼ中間の辺りの区画のブドウが使われています。1994年からビオロジック農法を実践し、97年にアグリキュルチュール・ビオロジック(AB)を取得しています。
手摘み収穫したブドウをコンクリートタンクで自然発酵させ、古樽でマロラクティック発酵。その後、ソレイユは古樽で約6ヶ月間、ディアブレスは古樽で約18ヶ月間、ピカスは1/3を新樽、残りを古樽で約18ヶ月間熟成させます。