2015 ルイ・ロデレール クリスタル
Louis Roederer Cristal
絶え間なく立ち上ぼる繊細な泡とともに広がる、砂糖漬けした柑橘系果実や、アーモンド、スパイスなどのピュアで芳醇なアロマ。 密度が高く濃厚な果実味と生き生きとした酸味、キレのある塩味が、クリスタルらしい緊張感のある味わいを演出します。一部オーク樽を用いた熟成によるスパイシーな風味と、しっかりした骨格も印象的。シルクのような質感を残しながら、塩味を感じる長い余韻も魅力です。
クリスタルの2015年ヴィンテージは、2002年以来初めて、ブレンドに使うことが許されている樹齢20年以上、45区画のブドウ全てを使用。2015年が典型的な大陸性気候だったこと、そして凝縮感のある上質なブドウが多く育ったことで、このような貴重な機会をもたらしました。そんな2015年ヴィンテージはこの最高な天候条件により、ピュアな果実味と優れたフィネス、気品のある余韻という、クリスタルが持つべきアイデンティティの全てを兼ね備えていると言っても過言ではありません。
ワインをグラスに注ぐとオレンジや白桃、そして香ばしいアーモンド、小麦を連想させるアロマが広がります。口に含むと、力強い果実味が現れ、振動するような濃厚さは、優しく滑らかな質感へと変化。砂糖漬けした柑橘系果実とスパイスを感じさせる芳醇な風味が漂います。このヴィンテージ特有の、高く研ぎ澄まされたミネラル感は最後の余韻まで続いていき、究極の繊細さをもたらします。
ルイ・ロデレールは、2015年ヴィンテージについて「ヴィンテージの太陽に恵まれた特徴以上に、白亜質土壌の特徴を映し出し、最高のバランスを備えている。非常な熟成ポテンシャルを備えた、2015年ヴィンテージの濃厚さを描く完璧なクリスタルである。」とコメント。今からでもお愉しみいただけるのはもちろんのこと、セラーにも寝かせておきたい1本に仕上がっています。
ヴィンテージ | 2015 |
原産国 | フランス |
産地 | シャンパーニュ |
地域 | シャンパーニュ |
アペラシオン | シャンパーニュ |
生産者 | ルイ・ロデレール |
色 | 白 |
容量 | 750ml |
ぶどう品種 | ピノ・ノワール60%、シャルドネ40% |
味わい | 辛口 |
アルコール度数 | 12.0% |
ワインアドヴォケイト | 95+ |
ジェームスサックリング | 97 |
輸入元 | エノテカ |
ルイ・ロデレールが誇るプレステージ・キュヴェのクリスタル。その起源は18世紀、ルイ・ロデレールのシャンパーニュを寵愛していたロシア皇帝アレクサンドル2世が、自身の名声を象徴するシャンパーニュを所望したことに始まります。このキュヴェの高貴さを強調するため、出来上がった素晴らしいシャンパーニュを平底のクリスタル・ガラスのボトルに詰めたのです。そして生まれた新しいワインは、その透明で輝いたボトル素材からクリスタルと名づけられました。
クリスタルが造られるのは、ブドウの出来が素晴らしかった優良年のみ。グラン・クリュのモンターニュ・ド・ランス、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ、コート・デ・ブランなどから厳選された、最高品質のシャルドネ40%とピノ・ノワール60%をブレンドしています。
また、シャンパーニュでは多くのメゾンがマロラクティック発酵を行う中、ルイ・ロデレールは「完璧なブドウの持つポテンシャルを最大限活かす」という信念から、自社畑から採れたブドウは常にノン・マロラクティック発酵を実施。メゾンのセラーにて6年熟成させ、デゴルジュマンで澱を取り除いた後更に8ヵ月安置して造られています。全てにおいて手仕事で最高品質を追求した別格のシャンパーニュです。
クリスタルにおいては、2012年ヴィンテージより、オーガニック栽培においても特に厳しい条件で栽培されたビオディナミのブドウを使用して仕立てています。