2019 ル・プティ・シュヴァル・ブラン


Le Petit Cheval Blanc

シャトー・シュヴァル・ブランの白ワイン。2014年がファーストヴィンテージ。

火打石、複雑味あるレモンやベルガモットなどの柑橘系の香りに、セージやローズマリー、アカシアの香り。ヴォリュームと果実の甘みのバランスが絶妙で、直線的酸が心地よい味わい。余韻にほろ苦い味わいがあります。

ヴィンテージ 2019
原産国 フランス
産地 ボルドー
地域 ボルドー
アペラシオン ボルドー
生産者 シャトー・シュヴァル・ブラン
容量 750ml
ぶどう品種 ソーヴィニョン・ブラン79%、セミヨン21%
味わい 辛口
アルコール度数 13.0%
輸入元 ファインズ

 

白馬という名のボルドーで最も深遠なワインと評され、多くのファンを持つシャトー

 豊かなコクときめ細やかさをそなえ、驚くほどに長寿。シャトー・オーゾンヌと並び、サン・テミリオンを代表するワインです。ポムロール地区との境界線に位置するこのシャトーは、その土壌がグラーヴと呼ばれる砂礫層で、カベルネ・フラン種に適した地質のため、ボルドーの名シャトーの中でも珍しい存在です。
 

 
 サン・テミリオンの地域は土壌の異なる2つの地域で大きく2つに分類されており、ひとつはコート(台地の意)地域と呼ばれ、メルロの栽培に適した粘土石灰質の土壌。シャトー・オーゾンヌを含む第1特別級のほとんどのシャトーがこちらに属します。もう一つはグラーヴ(砂利の意)地域と呼ばれ、カベルネ・フランがよく栽培されている砂利質の土壌。シュヴァル・ブランは、粘土と砂利質の両方を均等に含んだ土壌に属します。

 カベルネ・フランを多く使用したことによって現れる、コクと力強い味わいがこのシャトーの真骨頂。さらにポムロルのレヴァンジルやコンセイヤントと溝一つの距離のため、ポムロルに近い、リッチでねっとりとした酒質。こうした個性がシュヴァル・ブランにしか出せない独特な味わいを生み出します。多くのワイン愛好家がシュヴァル・ブランをNO.1に選ぶのもこの辺りが関係しているのかもしれません。そして飲み頃の期間が最も長いとも言えるワイン。通常、シュヴァル・ブランは瓶詰めされた時点で既に美味しいのですが、年を追うごとに更に調和がとれ風格を増します。五大シャトーやポムロルの宝石「ペトリュス」にも、これほどの柔軟性はありません。
 
 
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Chateau Cheval Blanc