2019 シャトー・シュヴァル・ブラン
Chateau Cheval Blanc
プルミエ・グラン・クリュ・クラッセA。シャトー・オーゾンヌと共にサン・テミリオンの二大トップシャトー。ポムロールとの境に近い位置に34haの畑を所有しています。作付けはM60%CF40%。平均樹齢は40年。豊かなコクとキメ細やかさを備え、驚くほどに長寿を誇ります。
ヴィンテージ | 2019 |
原産国 | フランス |
産地 | ボルドー |
地域 | サン・テミリオン |
アペラシオン | サン・テミリオン グラン・クリュ・クラッセ |
格付 | グラン・クリュ・クラッセA |
生産者 | シャトー・シュヴァル・ブラン |
色 | 赤 |
容量 | 750ml |
ぶどう品種 | カベルネ・フラン58%、メルロー34%、カベルネ・ソーヴィニョン8% |
味わい | フルボディ |
アルコール度数 | 14.5% |
ワインスペクテーター | 97 |
ワインアドヴォケイト | 100 |
ジェームスサックリング | 100 |
白馬という名のボルドーで最も深遠なワインと評され、多くのファンを持つシャトー
豊かなコクときめ細やかさをそなえ、驚くほどに長寿。シャトー・オーゾンヌと並び、サン・テミリオンを代表するワインです。ポムロール地区との境界線に位置するこのシャトーは、その土壌がグラーヴと呼ばれる砂礫層で、カベルネ・フラン種に適した地質のため、ボルドーの名シャトーの中でも珍しい存在です。
サン・テミリオンの地域は土壌の異なる2つの地域で大きく2つに分類されており、ひとつはコート(台地の意)地域と呼ばれ、メルロの栽培に適した粘土石灰質の土壌。シャトー・オーゾンヌを含む第1特別級のほとんどのシャトーがこちらに属します。もう一つはグラーヴ(砂利の意)地域と呼ばれ、カベルネ・フランがよく栽培されている砂利質の土壌。シュヴァル・ブランは、粘土と砂利質の両方を均等に含んだ土壌に属します。
カベルネ・フランを多く使用したことによって現れる、コクと力強い味わいがこのシャトーの真骨頂。さらにポムロルのレヴァンジルやコンセイヤントと溝一つの距離のため、ポムロルに近い、リッチでねっとりとした酒質。こうした個性がシュヴァル・ブランにしか出せない独特な味わいを生み出します。多くのワイン愛好家がシュヴァル・ブランをNO.1に選ぶのもこの辺りが関係しているのかもしれません。そして飲み頃の期間が最も長いとも言えるワイン。通常、シュヴァル・ブランは瓶詰めされた時点で既に美味しいのですが、年を追うごとに更に調和がとれ風格を増します。五大シャトーやポムロルの宝石「ペトリュス」にも、これほどの柔軟性はありません。
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