2014 ドメーヌ・ド・シュヴァリエ・ブラン
Domaine de Chevalier Blanc
ボルドーを代表するもののひとつに挙げられ、生産量も少なく高価です。長い熟成を経てからの、オーク樽の香りと果実味が一体となった素晴らしいハーモニーは秀逸です。
生き生きとした印象と素晴らしいリッチさが共存し、非常にピュアでスムーズな味わい。柑橘系果実の凝縮感のあるアロマやミネラルを思わせるニュアンスと、南国系のフルーツの印象が楽しめる。
生き生きとした印象と素晴らしいリッチさが共存し、非常にピュアでスムーズな味わい。柑橘系果実の凝縮感のあるアロマやミネラルを思わせるニュアンスと、南国系のフルーツの印象が楽しめる。
ヴィンテージ | 2014 |
原産国 | フランス |
産地 | ボルドー |
地域 | グラーヴ |
アペラシオン | ペサック・レオニャン |
格付 | クリュ・クラッセ |
生産者 | ドメーヌ ・ド・シュヴァリエ |
色 | 白 |
容量 | 750ml |
ぶどう品種 | ソーヴィニョン・ブラン75%、セミヨン25% |
味わい | 辛口 |
アルコール度数 | 13.5% |
パーカーポイント | 95 |
ワインスペクテーター | 94 |
グラーヴ地区レオニャン村に60ha所有。グラーヴ地区では、赤・白の両方のワインが造られているのが特徴で、ドメーヌ・ド・シュヴァリエの赤は、ぺサック レオニャンのアペラシオンの花形の赤ワインで、白に関しても偉大な白ワインとして世界的にも認められ、赤と白とも名声の高いワインを造り出しています。1983年にボルドーでグランヴァンを扱うネゴシアンであるベルナール家の所有。エレガントで複雑な風味が魅力的なワインです。
ペサック・レオニャンの森に囲まれたドメーヌ・ド・シュヴァリエ。「騎士」という意味の「シュヴァリエ」が名前についているのは、このドメーヌがスペインの巡礼地、サンティアゴ・デ・コンポステーラまでの通り道にあり、それを守る騎士という意味で付けられたと言われています。17世紀の資料にはすでに、この地にブドウ畑や醸造施設などがあったことが記されています。1865年~1983年の間、リカー家が所有し、5代に渡って引き継がれました。2代目のジャン・リカー氏は土地の良さを見抜き、畑を拡大し、3代目のガブリエル・ボーマルタン氏は、ドメーヌ・ド・シュヴァリエの知名度の向上に力を注ぎ、 グラーヴ地区の中で最も評価の高いシャトーの一つと言われるようになりました。1881年のボルドー・エ・セ・ヴァン誌には、「このシャトーのワインの上品さはブドウ畑によってもたらされ、ブドウ畑は美しい色のワインを作らせる」と記されています。リカー家4代目、ジャン・リカー氏は先代が維持してきた品質を守り、1940年代に数々の素晴らしいヴィンテージを生み出しました。5代目のクロード・リカー氏は、新しい醸造設備の導入、収穫時の選果を徹底させ、1957年からは赤ワインのマロラクティック発酵を採用。また、ボルドー大学のエミール・ペイノー教授の協力を得て、白ワインの品質を向上させることにも成功しました。
1983年、蒸留酒製造企業を所有していたベルナール家がドメーヌを買収。責任者となったオリヴィエ・ベルナール氏は、先代のクロード・リカー氏と一緒にワイン造りに携わっています。「何もしないことは、何かをすることより難しい。自然を尊重すれば、自然の連鎖、節理で果実は繊細かつエレガントになる」とオリヴィエ・ベルナール氏は語っており、あくまで自然に任せたワイン造りを行っています。1990年代に入ってから、 そのクオリティにはますます注目が集まっており、現在ではシャトー・オー・ブリオン、シャトー・ラ・ミッション・オー・ブリオンに次ぎ、グラーヴのトップ2~3に入る優良ドメーヌとなりました。