2019 レ・ザルム・ド・ラグランジュ
Les Arums de Lagrange
格付け3級シャトー・ラグランジュの白ワイン。品種特有の草原の風や柑橘類を思わせる爽やかな香り。適度な樽熟成に由来するバニラ香と、果実本来の良さが見事に調和した、気品あふれる味わいです。甲殻類や魚、さらにハーブを使ったグリルや白身系の肉料理にぴったりです。
レ・ザルムとはラグランジュの池の畔に咲く(オランダかいう)という白い花を意味していますが、アロム(香り)高きワインであることも同時に暗示しています。
平均年間生産量:1997年にデビュー
畑 面積:4ha、平均樹齢:3年(実際は樹齢10年のブドウの木に接ぎ木されている)、平均産出量(過去5年間):1997年にデビュー
育て方:マストの圧搾、澱引きが行われる。発酵はオーク樽で、新樽は50%、澱を残したまま12ヶ月置かれ、瓶詰めの前に通常のバトナージュが行われる。清澄処理も濾過処理もされる。
ヴィンテージ | 2019 |
原産国 | フランス |
産地 | ボルドー |
地域 | ボルドー |
アペラシオン | ボルドー |
生産者 | シャトー・ラグランジュ |
色 | 白 |
容量 | 750ml |
ぶどう品種 | ソーヴィニョン・ブラン77%、セミヨン23% |
味わい | 辛口 |
味アルコール度数 | 14.0% |
輸入元 | ファインズ |
1983年にサントリーが経営権を取得後、クオリティファースト、自然との調和、大いなる挑戦をフィロソフィーとするオーナーの支援のもと、買収額の3倍以上もの資金を投じてワイナリーを再興。1990年代後半にはグランクリュ3級にふさわしい評価を再び得るまでに復活しました。その後も品質向上への挑戦を重ねるとともに買収後に新たに植え付けた苗木の樹齢上昇に伴い、今では2級にも負けない、テロワールの魅力が凝縮した、偉大なワインを生み出すようになりました。ポーイヤック村の力強さと、マルゴー村のエレガンスを兼ね備えると言われるサン・ジュリアンのワイン。シャトー・ラグランジュは、その芸術的なバランス感に加え、もう一つの特筆すべき特徴は熟成により神秘的成長を遂げることです。若い段階ではたくましさと華やかな風味が印象的で、ゆっくり穏やかに熟成が進むにつれて繊細で芳醇な味わいへと変化していきます。