2018 シャトー・ラグランジュ
Chateau Lagrange
1983年にサントリーが経営権取得。ブドウ畑の抜本的な再興と醸造設備の近代化を行いました。
社長兼ワインメーカーのマティウ・ボルドのもと、偉大なテロワールのポテンシャルを最大限に引き出すワイン造りを徹底的に追求。また、自然との調和を重んじ、環境負荷の少ないグランヴァン生産に取組んでいます。
カベルネ ソーヴィニョン比率が高く、果実味とエレガンスにあふれ、長期熟成能力も備えたワインを毎年生み出しています。まさに偉大なサン・ジュリアン村のテロワールが存分に表現されたワインです。
ヴィンテージ情報
2、3月は気温が低く、萌芽は平年より一週間遅れで始まりました。4-6月は平年を2°C上回る暖かさで開花は平年並みに追いついたものの、年初からの多雨と温暖な気候が重なり30年ぶりともいわれるベト病が大発生。ブドウへの被害が心配されたものの、6月下旬より始まった乾燥した暑い夏の到来でベト病は収まり、グランミレジムへの期待が高まります。秋口にも晴天が続き、9月の月間降水量は僅か3mm。6-9月の降水量は平年比で52%減となり、平均気温は+2.2°C。9月の好天は10/13の収穫終了まで継続し、カベルネの収穫時平均糖度(アルコール換算)は初めて14度を上回り、類まれな熟度を記録した新しいグランミレジムとなりました。
ヴィンテージ | 2018 |
原産国 | フランス |
産地 | ボルドー |
地域 | メドック |
アペラシオン | サンジュリアン |
格付 | 第三級 |
生産者 | シャトー・ラグランジュ |
色 | 赤 |
容量 | 750ml |
ぶどう品種 | カベルネ・ソーヴィニョン67%、メルロー28%、プティ・ヴェルド5% |
味わい | フルボディ |
アルコール度数 | 14.5% |
ワインアドヴォケイト | 95 |
ワインスペクテーター | 93 |
ジェームスサックリング | 93 |
輸入元 | ファインズ |
1983年にサントリーが経営権を取得後、クオリティファースト、自然との調和、大いなる挑戦をフィロソフィーとするオーナーの支援のもと、買収額の3倍以上もの資金を投じてワイナリーを再興。1990年代後半にはグランクリュ3級にふさわしい評価を再び得るまでに復活しました。その後も品質向上への挑戦を重ねるとともに買収後に新たに植え付けた苗木の樹齢上昇に伴い、今では2級にも負けない、テロワールの魅力が凝縮した、偉大なワインを生み出すようになりました。ポーイヤック村の力強さと、マルゴー村のエレガンスを兼ね備えると言われるサン・ジュリアンのワイン。シャトー ラグランジュは、その芸術的なバランス感に加え、もう一つの特筆すべき特徴は熟成により神秘的成長を遂げることです。若い段階ではたくましさと華やかな風味が印象的で、ゆっくり穏やかに熟成が進むにつれて繊細で芳醇な味わいへと変化していきます。