2019 シャトー・ダルマイヤック
Chateau d'Armailhac
 
                 
                  
   
                
1933年に故フィリップ ド ロートシルト男爵が買収。シャトー ムートン ロートシルトの正門からほど近くに位置しており、ワインの性格も似ていますがより早くから楽しめるスタイルです。
所有面積70haの畑で4つの品種を栽培。平均樹齢は46年ですが、約20%の樹は1890年代にまで遡る古樹です。砂利質の表土の下に石灰質土壌が広がっており、ワインにエレガンスをもたらします。
濃い色調で、しっかりとした骨格とタンニンをそなえたワイン。アロマも味わいも非常に凝縮した果実が感じられ、熟成と共に花開いていきます。
 
                | ヴィンテージ | 2019 | 
| 原産国 | フランス | 
| 産地 | ボルドー | 
| 地域 | メドック | 
| アペラシオン | ポイヤック | 
| 格付 | 第五級 | 
| 生産者 | シャトー・ダルマイヤック | 
| 色 | 赤 | 
| 容量 | 750ml | 
| ぶどう品種 | カベルネ・ソーヴィニョン62%、メルロー27%、カベルネ・フラン9%、プティ・ヴェルド2% | 
| 味わい | フルボディ | 
| アルコール度数 | 13.5% | 
| ワインアドヴォケイト | 91~93 | 
| 輸入元 | ファインズ | 
シャトー・ムートンが所有する“小さなバッカス(酒の神様)”
 1989年から、現在の名称「シャトー・ダルマイヤック」と名付けられたワインで、ラベルに描かれている絵は、シャトー・ムートン・ロートシルトのワイン美術館に展示されている18世紀の“小さなバッカス(酒の神様)”の複製です。
 
 
                
 18世紀にはダルマイヤック家の所有でしたが、その後何度か所有者が変わり、1933年よりバロン・フィリップ・ド・ロスチャイルドが所有しています。その後、シャトー名は4回も変更。最初のダルマイヤックから、ムートン・ダルマイヤック、ムートン・バロン・フィリップ、ムートン・バロンヌ・フィリップと変わり、1989年からこのダルマイヤックに落ち着いています。シャトー・ムートン・ロスチャイルドを長男とするなら、シャトー・ダルマイヤックは三男と称されています。
 
 畑はポイヤック村の内陸側に位置し、シャトー・ムートン・ロスチャイルドとシャトー・ポンテ・カネという、ボルドーワインの最高峰ともいえる2つのシャトーに囲まれた素晴らしい立地です。なだらかな丘陸の日当たりが良い、申し分ないテロワール。所有する約70haの畑は粘土石灰岩をベースとした非常に深い砂利土壌で、平均樹齢46年のカベルネ・ソーヴィニヨンやメルロ、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルドを植樹しています。
 収穫後は手作業にて選果。除梗・破砕を経てブドウはグラヴィティシステムでステンレスタンクに運ばれ、25℃を保ちながら15~20日間発酵。そして新樽比率約35%で約18ヵ月間熟成を行います。卵白による清澄と濾過を実施し、その後瓶詰。このように、バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド家の優れた醸造技術によって造られるワインは、クラシカルな味わいでありつつ、飲み口の柔らかい親しみやすいスタイルです。