2005 シャトー・ムートン・ロートシルト
Chateau Mouton-Rothschild
ロバート・パーカーJr.「ワインアドヴォケイト」より
この素晴しいムートン2005年は、カベルネ・ソーヴィニヨン85%、メルロ14%、残りはカベルネ・フランが少し。1986年や1982年ほど良いとは言えないが、2005年は鮮やかで、クラシックなインキーブルーパープルカラー、クレーム・ド・カシス、リコリス、甘いオークの香りが伴っている。フルボディでパワフル、並外れて純粋で、美しい酸味とタンニンが基礎をなしている。綺麗に熟成をむかえるのは2015~2020年で、その後40年は楽しめる。
パーカーポイント:98+
ラベル・アーティスト
ジョゼッペ・ぺノーネ
ヴィンテージ | 2005 |
原産国 | フランス |
産地 | ボルドー |
地域 | メドック |
アペラシオン | ポイヤック |
格付 | 第一級 |
生産者 | シャトー・ムートン・ロートシルト |
色 | 赤 |
容量 | 750ml |
ぶどう品種 | カベルネ・ソーヴィニョン、メルロー、カベルネ・フラン |
味わい | フルボディ |
アルコール度数 | 13.5% |
パーカーポイント | 98+ |
唯一、公式格付け変更がおこなわれた第一級シャトー
アーティスト・ラベルも大人気
その歴史は1922年、バロン・フィリップ・ロートシルトがこのシャトーの魅力・美しさに生涯の全てを注ぐことを決意したことにより始まりました。1924年には、従来の慣習を改め、瓶詰めから貯蔵までの全ての工程を自らシャトーで行なうことで、ワインの質をシャトー所有者の彼自身が完全にコントロールすることを可能にしました。そしてシャトー・ムートン・ロートシルトは、1855年以来のメドック格付の歴史上で唯一、1973年に二級から一級に昇格しています。
ラベルアートの面では、1945年に、フランス開放の祝賀として勝利=Victoryの頭文字Vをムートンのラベルに付けることを考案。以来、ヴィンテージ毎にシャガール、ピカソ、バルチェスなどの著名な画家がムートンのボトルを飾っています。
現在、愛娘バロンヌ・フィリピーヌ・ロートシルトから彼女の3人の子供達がシャトーの経営を担っています。