Chateau Rieussec

シャトー・リューセック

フランス:ボルドー ソーテルヌ地区・第一級

シャトー・ラフィット・ロートシルトが所有するソーテルヌのスーパースター

 1985年よりラフィットのロートシルト家が所有。畑はソーテルヌ格付け特別1級のシャトー・ディケムに隣接しています。品質改革のために醸造設備や樽庫を刷新、新設し、厳しい収量制限を行う、熟成期間を長くもつ他、1977年、1993年、2012年など一部の年では全くグランヴァンを造らずすべてセカンド以下のワインとして出荷するなど、妥協しないワイン造りを行っています。古くから高く評価をされてきた貴腐ワインで、蜜を思わせる香りと香ばしい樽香とのバランスは絶妙です。現在、ソーテルヌのスーパースター的存在。
 

 
2019
シャトー・リューセック
¥21,000 品切中
2018
シャトー・リューセック 375ml
¥5,480
2017
シャトー・リューセック
¥10,700 品切中
2015
シャトー・リューセック 375ml
¥5,980 品切中
2010
シャトー・リューセック
¥9,400 品切中
Carmes des Rieussec
2014
カルム・ド・リューセック
¥4,110 品切中
“R” de Rieussec
2017
R・ド・リューセック
¥3,180 品切中

ロバート・パーカーJr.ボルドー第4版より
 ソーテルヌ・アペラシオンの中心部に近づくと、シャトー・リューセックとその見晴らしい台が最も高い丘の斜面に見えてくる。ガロンヌ河の左岸を見下ろすファルグとソーテルヌの丘の斜面に広がるリューセックの畑は、ディケムに次ぐ標高にある。ボルドーのシャトーとしてはまったく驚きだが、単一区画の畑となっており、そのかなりの部分が神聖なるディケムの畑に隣接している。
 リューセックは常に傑出した評価を得てきたが、1971年にアルベール・ヴュイエールに買い取られてからは、新樽が増えたことと、ボトリティス菌が多いブドウだけを収穫するためにより頻繁に畑に出るようになったことによって、品質がさらに大幅に改善された。実際には、リューセックの批評家の中には、ヴュイエールのワインは、熟成すると色があまりにも濃くなりすぎる(例えば1976年のように)と主張する者もいた。ヴュイエールは、リューセックをドメーヌ・バロン・ド・ロートシルトに売却した。ロートシルトは、リューセックのワインづくりのためなら金を惜しまず、妥協を許さなかった。その結果、常にこのアペラシオンの最高の3つか4つに数えられる。真に深みのあるワインができ上がった。おそらく、裕福なコレクターたちは、2001年、1990年、1989年、1988年のどのヴィンテージが最も深みのあるリューセックであるか、何十年にもわたって論議し続けることだろう。

 リューセックは、蜂蜜をかけたような力強さとほとんどローストされたと言ってもいい芳醇さのあるスタイルで、途方もない息の長さと偉大な明確さを見せる。このワインは、深みのある色調で総じてアルコール度数が高く、秀逸なねっとり感がある。リューセックはまた「R」と呼ばれる辛口の白ワインをつくっている。このようなワインはキャッシュフローの問題を大幅に解決してくれ、「R」は辛口のソーテルヌの中で最も人気のある最良のワインの1つである。

~一般的な評価~
 ラフィット・ロートシルトが買収して以来、リューセックは、ソーテルヌの正当なスーパースターになった。

平均年間生産量:6万本
畑 面積:75ha、平均樹齢:25年、植樹密度:7500本、平均収量:15hl/ha
育て方:発酵と18~30ヶ月間の熟成はオークの新樽で行う。清澄も濾過も行う。
ブレンド比率:セミヨン92%、ソーヴィニョン・ブラン5%、ミュスカデル3%
所有者:バロン・ド・ロートシルト(ラフィット)