2021 シャトー・ランシュ・ムーサ
Chateau Lynsh-Moussas
ポーイヤック村にある格付5級ワインでシャトー バタイエのオーナー、カステジャー一族が所有。
畑は砂利質中心で北にはラフィット、南にはラトゥールが位置し、カベルネとメルロを栽培。平均樹齢30年。新樽50%で18ヶ月間熟成。
赤黒果実の濃厚な香り。しっかりしたタンニンと酸味が果実味を支えます。余韻にはスパイシーなニュアンスがあり、長く続きます。
| ヴィンテージ | 2021 |
| 原産国 | フランス |
| 産地 | ボルドー |
| 地域 | メドック |
| アペラシオン | ポイヤック |
| 格付 | 第五級 |
| 生産者 | シャトー・ランシュ・ムーサ |
| 色 | 赤 |
| 容量 | 750ml |
| ぶどう品種 | カベルネ・ソーヴィニョン%、メルロー% |
| 味わい | フルボディ |
| アルコール度数 | 13.0% |
| 輸入元 | ファインズ |
18世紀にポイヤックのランシュ伯爵の領地がランシュ・バージュと分割されてできたランシュ・ムーサは、葡萄畑を含む200ha以上の広大な領地を持ち、1855年に格付け畑に認定されたことで、広くその実力が認められるようになった。
1919年に当時デュアール・ミロンを共同所有していたジャン・カステジャが買い取ることとなった。この地に変化が訪れるのはこのときである。畑は改善され、セラーと発酵室が改築されたことで、シャトーは近代的になった。テロワールの多様性が十分に表現されるように畑は入念に手入れされ、エシャルダージュ(枝打ち)や除葉、房の間引き、さらには手摘みによる収穫といった作業によって葡萄は最高の状態で発酵室へ運ばれるようになった。2001年にはエミールとフィリップ・カステジャがセカンドワインを導入し、シャトーを見下ろす丘にある区画にちなんで「レ・オー・ド・ランシュ・ムーサ」と名付けた。
ランシュ・ムーサのワインは、濃く深みのある色調、赤い果実のアロマ、まろやかな味わいが高く評価されており、さらに、その熟したタンニンは偉大なポイヤックに典型的なカシスのニュアンスを伴い、ゆったりとしたボディと極めて美しい余韻の長さを誇る。