2007 シャトー・クロワゼ・バージュ
Chateau Croizet-Bages
ポーイヤックにある格付け5級シャトー。キエ家が所有し、現オーナーのアンヌ・フランソワーズとジャン・フィリップが指揮を取り始めた2001年より、多額の投資を行い品質向上に努めています。
新樽の使用率は低く、約20-30%程度。比較的早くから楽しめる造りをしています。
きれいに熟成しており、グラスから立ち上る熟した黒スグリや湿った土の香りが良質なワインであることを期待させます。ポーイヤックらしいタンニンをそなえつつエレガントで落ち着いて楽しめるワインです。
ヴィンテージ | 2007 |
原産国 | フランス |
産地 | ボルドー |
地域 | メドック |
アペラシオン | ポイヤック |
格付 | 第五級 |
生産者 | シャトー・クロワゼ・バージュ |
色 | 赤 |
容量 | 750ml |
ぶどう品種 | カベルネ・ソーヴィニョン75%、メルロー20%、カベルネ・フラン5% |
味わい | フルボディ |
アルコール度数 | 13.0% |
輸入元 | ファインズ |
ポイヤック村のお買い得シャトー
深みのある紫色に熟したフルーツ、チェリー、プルーン、ラズベリーなど繊細でフルーティな香りが感じられ、みずみずしい余韻が口のなかでしなやかに溶け込みます。
ボルドー、メドック地区で数多くのワインを生み出すのがポイヤック村。その中でも、クラシックな造りで存在感を光らせる通好みのシャトーがシャトー・クロワゼ・バージュです。シャトーの始まりは、18世紀の中頃。書記官と公証官だったクロワゼ兄弟が近隣のブドウ畑を買い集めたのが、シャトー・クロワゼ・バージュの原型です。 フランス革命中、二人は地元の政治活動に加わるため、この土地をジャン・ド・ピュイタラックへ売り渡し、1853年にはジュリアン・カルヴェがこの畑を購入。この時、名前が「カルヴェ・クロワゼ・バージュ」となり、1855年のメドック格付けで第五級と認定されました。 1942年にマルゴー村のメドック格付け第二級シャトー・ローザン・ガシーと、ブルジョワ級のベロルム・トロンコワ・ド・ラランドを所有者として有名なポール・キエ氏がクロワゼ・バージュを取得しました。2004年からはポール氏の孫であるジャイ・フィリップ・キエ氏と、アンヌ・フランソワーズ氏が経営。名門一族の元、さらに実力を上げることが期待されています。