2006 シャトー・クーテ
Chateau Coutet
ソーテルヌ地区バルサック村のグラン・クリュ第1級シャトー。
平均樹齢は35年。木樽(新樽率80%)で約16ー18ヶ月熟成。桃や砂糖漬けのレモンピール、ハチミツなどの香りがある上品な甘口ワイン。
優雅で上品な甘味を持ち味とするバルサックの典型的な貴腐ワインで、貴腐ならではの凝縮された果実の甘味と、ほどよい樽香とのバランスも絶妙です。
ヴィンテージ | 2006 |
原産国 | フランス |
産地 | ボルドー |
地域 | ソーテルヌ |
アペラシオン | バルサック |
格付 | 第一級 |
生産者 | シャトー・クーテ |
色 | 白 |
容量 | 750ml |
ぶどう品種 | セミヨン75%、ソーヴィニョン・ブラン23%、ミュスカデル2% |
味わい | 極甘口 |
アルコール度数 | 14.0% |
ワインアドヴォケイド | 93 |
古典の1つであり、クーテはエレガントとバランスのとれた甘さの模範
卓越したワインで広く知られるシャトー・クーテは、1855年の格付けでプルミエ・グラン・クリュに認定されている。ソーテルヌの最古のドメーヌのひとつでもあるこのシャトーは、優れた建築遺産と格別なテロワールを有している。この畑の起源は13世紀の終わりか14世紀初めにあり、その証としてこのシャトーには、ギュイエンヌがイギリスに占領されていたころの軍事施設にあったものとよく似た塔が残っている。
1世紀以上の間リュル・サリュス家の下にあったシャトーは、現在はフィリップとドミニク・バリーが運営しており、バロン・フィリップ・ド・ロッチルド社と技術と販売の両分野で業務提携を結び、同社に独占的に流通を委ねている。
「ナイフ」を意味するガスコーニュ方言からも生まれたクーテという名は、切れが良く、フレッシュな酸味と生き生きとした印象のワインをほうふつさせる。熟成の早い段階では白い花やかんきつ類、蜂蜜やヴァニラを思わせるアロマの香り、熟成が進むにつれ貴腐ワインの特質がよりいっそう調和し、異国のスパイスや砂糖漬けにした果実の深いニュアンスをたたえた繊細なブケがもたらされる。
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