2019 ブルゴーニュ・エピヌイユ・ヴァル・ノワール
ヴィニ・ヴィティ・ヴィンチ
Bourgogne Épineuil Vals Noirs
Vini Viti Vinci
ヨンヌ県のブドウ栽培地域の中でも最北部に 位置するエリアで、シャンパーニュとの地域県境。
20-35日間除梗せず低温でマセラシオン・カルボニック、この間毎日ピジャージュを行なう。プレスし、フリーランとプレスジュース をアッサンブラージュ。古樽で8~20ヶ月熟成。
ヴィンテージ | 2019 |
原産国 | フランス |
産地 | ブルゴーニュ |
地域 | ブルゴーニュ |
アペラシオン | ブルゴーニュ |
生産者 | ヴィニ・ヴィニ・ヴィンチ |
色 | 赤 |
容量 | 750ml |
ぶどう品種 | ピノ・ノワール |
味わい | ミディアムボディ |
アルコール度数 | 12.0% |
輸入元 | ラシーヌ |
ニコラ・ヴォーティエが「ヴァン・ナチュールの聖地」のひとつ、トロワのワイン・ショップ&バー“Aux Crieurs de Vin”で15年勤務したあと、アヴァロン村で始めたマイクロ・ネゴシアン。ニコラは、シャンパーニュやシアトル近郊のワイナリー、及びフィリップ・パカレとドメーヌ・サーブルでも栽培醸造経験を積んできた。ブドウは、北ブルゴーニュ各地に点在する、有機栽培またはリュット・レゾネの老農家から購入し、初ヴィンテージは2009年。セラーには台形の木製開放槽を所有し野生酵母のみで発酵。亜硫酸添加は瓶詰め時10mg/Lのみで、補糖も行わない。彼の高い志が生むピノ・ノワールは、AOCブルゴーニュですら時にヴォーヌ・ロマネのニュアンスさえ帯びる柔らかな香りを帯び、ピュアなエキスが満ちる。イランシーのピノ・ノワールは、大半が樹齢45年以上の古木。白ワインも多くは小樽発酵と、小樽熟成を経る。影響を受けた醸造家は、ピエール・オヴェルノワ、マルセル・ラピエールほか。まことに腕と勘が冴える、天性の醸造家である。
ブドウの購入先は、シャブリ、アヴァロン、ヴェズレの有機栽培の造り手や、長年誠実な栽培をしてきた老人の栽培家などから。除草剤を使わず、小さな機械による深耕で栽培されたブドウを購入する一方で、またモンタネなど、ヨンヌ県の複数のビオロジック・ワインの造り手から、ブドウを分けてもらっています。もちろんのこと野生酵母だけで発酵させ、補糖なしでSO2を使用せず、醸造しています。
醸造について
[白ワイン]
空気圧式プレスにて圧搾後、半分はタンク、残りの半分はブルゴーニュ樽内で醗酵。澱とともに 8〜10ヶ月間熟成、夏に澱引きを行い、1〜3ヶ月間タンクでアッサンブラージュ。ビン詰めの際に10mg/Lの亜硫酸を添加。
[赤ワイン]
手収穫。畑にて、厳しい選果を行い、20kgのケースに入れて大切に運搬。
全房、24℃以下で15〜22日間マセレーション。週に2.3度、軽くピジャージュを行い、木製の垂直式プレスで圧搾。
228、500、600、800Lの古樽で 6〜9ヶ月間熟成。自然に澱を沈め、ビン詰めの際に10mg/Lの亜硫酸を添加。