2011 ウニコ
ボデガス・べガ・シシリア


Unico
Bodegas Vega Sicilia

ボデガス・ベガ・シシリアは19世紀に設立され、1982年に現オーナーのアルバレス家所有となりますます発展を遂げています。ウニコは最低でも10年の熟成を経てからリリースされる「唯一」の名前にふさわしい逸品。収量はわずか22.5hl/ha。自家製アメリカンオーク樽やフレンチオーク樽、ステンレスタンクでの約6年熟後、約6年瓶熟を経てからのリリース。
 
長期熟成からくる圧倒的な複雑味、うまみの広がりは世界でも例はない。自家製のアメリカンオークを使った樽の利かせ方はウニコならではのユニークさ。果実やドライフラワー、ナツメグやリコリスなどのスパイス、バルサミコ酢などのアロマが複雑に溶け合います。繊細な酸と細やかで洗練されたタンニンがあり、いつまでも続く長い余韻。まさに偉大なワインです。
 
ヴィンテージ情報
気温、降水量ともに平年並みの冬を迎え、春は霜が降りることなく、気温も例年よりやや高めでした。夏は雨が降らず、気温も高かったため、ゆっくりと成熟が進行しました。区画ごとに最適な成熟の時期を待つことができたため、非常に健康的なブドウとなり、色や成分のバランスも素晴らしいものとなりました。2011年は、凝縮されたヴィンテージでありながら、エレガントでシルキー、緻密で深みのある味わいです。ウニコは、すぐに味わうことができる表現ですが、時間が経てば本当に素晴らしいものになります。疑いの余地なく、真の喜びです。

 
ヴィンテージ 2011
原産国 スペイン
産地 カスティリャ・イ・リオン
地域 リベラ・デル・ドゥエロ
アペラシオン リベラ・デル・ドゥエロ
生産者 ボデガス・ベガ・シシリア
容量 750ml
ぶどう品種 テンプラニーリョ(ティント・フィノ)95%、カベルネ・ソーヴィニョン5%
味わい フルボディ
アルコール度数 14.0%
ワインアドヴォケイト  96
ジェームスサックリング  98

スペインの至宝

ボデガス・ベガ・シシリアは19世紀に設立され、1982年に現オーナーのアルバレス家所有となりますます発展を遂げています。
 
マドリッドの北方に広がる高級ワイン産地リベラ・デル・ドゥエロに位置しています。1864年、フランス・ボルドーでワイン造りを学んだリビオ・ルカンダ氏が、 フランスから3種の外来種カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、マルベックの苗を持ち込み、リベラ・デル・ドゥエロの土地に植えたことがワイナリーのはじまり。その後1868年、息子のエロイ・レカンダ氏が「ボデガス・ベガ・シシリア」としてワイナリーを創設しました。
 

 
ベガ・シシリアでは「最高のワインはまだ造られていない」という信念の元、流行を追うのではなく。物事の本質を捉え、原点や伝統に重きを置いています。最高の品質を追求するため、自社でアメリカンオーク樽を製造、フレンチオーク樽の修理を行なっています。また、近年では生産者が減ってしまったスペインの伝統的なマルチヴィンテージ、「ウニコ・レゼルバ・エスペシアル」も造り続けています。ワイン樹の樹齢も古ければ良いとは考えず、平均35年を維持し、理想的な品質を保ち続けています。こうした理念はグループ全体に共通し、当主アルバレス氏は「100年後にすべてのワイナリーをベガ・シシリアのクオリティにしたい」と考え、品質に惜しみない投資を行っています。
 
1000haの所有畑のうち、ブドウ畑として210ha所有(140haをウニコとバルブエナ、70haはアリオンに使用)。ブドウ畑210haを19の土壌タイプ、52の区画に分けて管理。ティント・フィノ、カベルネ・ソーヴィニョン、メルローの3種を植樹。100年以上前からブドウ栽培が行われており、ベガ・シシリア独自のクローンが育つ。10年未満の若木のブドウは使わず、平均樹齢35年を維持。栽培は20年以上前からビオロジック農法で行っています。
ワイナリーでは、自然環境との共存を尊重するため、化学肥料や除草剤を一切使用しません。ISO14001を取得し、水資源の節約や、排水の適切な処理、多様な品種の植林をはじめ二酸化炭素排出量の削減等に取り組んでいます。
 
 
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