2020 イグニス ピノ・ノワール
ストーム・ワインズ


Ignis Pinot Noir
Storm Wines

「Ignis/イグニス」とはラテン語で「火」を意味しますが、この畑の土壌が火成岩の一種である花崗岩であり、その見た目がゴロゴロとして赤みを帯びた茶色であることから「火から石へ、そして樹へ」という思いを込めて名付けられました。3つのピノ・ノワールキュヴェの中で唯一の花崗岩土壌で、最も繊細で緊張感があり、ブルゴーニュ愛好家垂涎の銘キュヴェです。
フレンチオーク小樽(228L)にて野生酵母による自然発酵後、新樽25%、1年樽25%、2年樽50% にて11カ月間熟成。
 
ラズベリーや野バラ、カシスの葉など自然界をすぐそこに感じられるような複雑なアロマがあり、凝 縮した果実味とタンニンが絶妙な調和を見せ、根底にグリップ感があり、豊かなフィネスと魅惑的 な甘みを伴う余韻が長く続く、正に凛とした緊張感のあるエレガントなピノ・ノワールです。
 

【産地】Upper Hemel-en-Aarde-Valley/アッパー・ヘメル・アン・アード・ヴァレー
【標高】3地区の中間に位置し、約125m
【土壌】この「イグニス」の畑のみ、かつて河川から運ばれた円みを帯びた小石と砂利の混ざる風化した花崗岩

ヴィンテージ 2020
原産国 南アフリカ
産地 ヘルマナス
地域 ヘルマナス
アペラシオン ヘルマナス
生産者 ストーム・ワインズ
容量 750ml
ぶどう品種 ピノ・ノワール
味わい ミディアムボディ
アルコール度数 13.5%
輸入元 ラフィネ
2012年、南アフリカの首都プレトリア出身で、ピノ・ノワールの名手ハネス・ストーム氏によってヘルマナスに設立されたワイナリーです。ワインコレクターだった父の影響でステレンボッシュ大学で栽培と醸造を学びますが、学生の頃から、かの「ハミルトン・ラッセル」で研鑽を積み、後にワインメイカーに就任します。大学時代に虜になったピノ・ノワールとシャルドネを扱う彼の技術は卓越しており、小規模生産者の栽培コンサルタントを務めるなど若くして敏腕ぶりを発揮してきました。 本拠を置くヘルマナスのヘメル・アン・アールデはケープタウンから東へ120kmの海の近くに位置し、南極から流れるベンゲラ海流と大西洋からの涼しい南東の風の影響を受けており、灼熱の南アフリカにおいて並外れた冷涼な海洋性気候でピノ・ノワールとシャルドネの聖地と言えます。また、西ケープ州の他のワイン産地よりも年間の降水量が多いため、干ばつの影響を受けにくい利点もあります。 ハネスはとても勤勉家で温かく愛に溢れた人柄で、彼の周りのワイン造りに携わる人々や友人たちからだけでなく、地域の人々や流通に関わる人たちからもとても愛されています。 

ケープタウンから東へ120kmに位置するリゾート地ヘルマナスにある海洋性気候のワイン産地 「ウォーカーベイ地域」は、シロナガスクジラが見れることでも大変人気ですが、この中の地区 「Hemel-en-Aarde」が2009年に3分割されました。 この3地区すべてに畑を持ちワイン造りをしているのは「ストーム・ワインズ」だけです。