2019 ケブラダ・セカ シャルドネ
レタ


Quebrada Seca Chardonnay
Reta

「ケブラダ・セカ」とは”乾いた渓谷”の意味。寒流が流れる太平洋から、僅か25kmにある「リマリ・コースタ」ブルゴーニュとほぼ同じ〈冷涼な気候〉と希少な〈石灰質土壌〉の畑「ケブラダ・セカ」。リマリ・ヴァレイで最も古い樹齢、DRCより少ない超低収量による凝縮された味わい。湧き上がるようなエネルギーを秘め、透明で柔らかなミネラルの輝きを纏うシャルドネ。産地:リマリ・コースタ。積算温度:1400HS。夏の平均最高気温:26.7℃。 南極から北上するフンボルト寒流が流れる海から僅か25kmにあり、海岸との間に高い山がないため、冷たい海風の影響をダイレクトに受ける。また、日中気温が高まり熱気が上昇すると、リマリ特有の空高くにかかる「カマンチャカ」という雲の下の真空状態の層に冷たい海風が流れ込み、夕方から翌朝まで涼しさが残り、昼夜の寒暖差が大きくなる。夜間も気温が低いため、葡萄の豊かな酸が維持される。
 
土壌:「アルジロ・カルケール」(粘土石灰岩)+リマリ川によって運ばれ堆積した「沖積土壌」
醸造:全房圧搾。100%自然酵母による醗酵。24ヶ月間バリック(228ℓ)で熟成(3-4年使用した古樽)。 フリーSO2: 32mg/ℓ。2/3 : 醗酵後、数か月間熟成の際添加。1/3 : その後1年間熟成中&瓶詰時。
 

“マルセロ・レタマルがデ・マルティノのチーフワインメーカーを務めていた時代から、素晴らしいシャルドネを造っていたのは知っていたが、この「ケブラダ・セカ・シャルドネ」によって、そのことを改めて思い知らされた。石灰岩土壌にある樹齢30 年の古木から造られるワイン。絶妙なスパイシー感、蜂蜜の複雑な香り。チョーキーなミネラルが華やか。静かに落ち着いているさまではあるが、力強さもあり、チリワインが辿り着いた、コルトン・シャルルマーニュへの答えともいうべきワイン”(ティム・アトキン)
ヴィンテージ 2019
原産国 チリ
産地 サウス
地域 リマリ・ヴァレー
アペラシオン リマリ・コースター
生産者 レタ
容量 750ml
ぶどう品種 シャルドネ
味わい 辛口
アルコール度数 13.0%
輸入元 ヴァンパッション

「世界最高の醸造家」(Decanter2015)、「最優秀醸造家」(Tim Atkin2021)等、最高の賛辞を贈られる超人型天才マルセロ・レタマル氏による新ドメーヌ「RETA」。ブルゴーニュより冷涼な気候を持つ特別なテロワールと、チリ北部にある希少な石灰岩土壌から幽玄なる美しさを表現

 
チリ北部リマリ・コースタにある希少な「石灰質土壌」と、ブルゴーニュより冷涼な気候の特別なテロワールを持つ“ケブラダ”。地球の果てでひっそりと息づいてきた“ケブラダ”の自然界に存在するエネルギーを、みずみずしくも幽玄なる美しさで表現したピノ・ノワール&シャルドネに加え、故郷マウレの地で自らのルーツを回顧し、友や家族への愛情を込め、自身の想いを赤裸々に表現したマルベックの3種をリリース。

早くもジャーナリストらが「興奮させられた」「ブルゴーニュのプルミエ・クリュに対抗しうる」と絶賛している《ファインワイン・テロワール・チリ》。
 

 

世界の著名ジャーナリストやマスター・オブ・ワインの世界で「世界最高の醸造家」の1人と称されるマルセロ・レタマル、愛称 “レタ”。2004年、2005年には「チリ最優秀醸造家」に輝き、2015年には「デカンター誌」において世界最高の醸造家に選出。ワイン・アドヴォケイトの「チリ最優秀ワイン」に選ばれるなど、世界から注目を集める造り手です。フランシスコ・ベティッグが「天才的醸造家」とすれば、マルセロは「情感的・感覚的」な造り手。五感を超越した感性を持って、誰もが想像だにしない美の世界をワインに表現する才能を持っています。
「デ・マルティノ」のチーフワインメーカーを23年間勤めながらチリ各地のワインを造ってきたマルセロ氏は、エルキ・ヴァレイにある「アルコウアス」をはじめ、自らのドメーヌを立ち上げるにあたって、チリ各地の約350の畑を訪れテロワールを観察してきました。「チリにもブルゴーニュの特級畑やボルドーの一級畑を凌ぐような偉大なテロワールが4〜5存在する」と話す彼が出会ったのが、ピノ・ノワールとシャルドネにとっての最上のテロワール、リマリ・ヴァレイ「ケブラダ」の畑でした。