2020 エト・カルタ
ニーポート
Niepoort
ニーポートのベーシックブランドで、日本限定ラベル。赤い果実の香りと若干のスパイシーなニュアンスは特に鶏肉やキノコを使った薫り高い料理におすすめ。
ステンレスタンク内で8日~15日発酵、全体の15%はフレンチオークの樽、残り85%はステンレスタンク内で12ヶ月間熟成。
ヴィンテージ | 2020 |
原産国 | ポルトガル |
産地 | ドウロ |
地域 | ドウロ |
アペラシオン | ドウロ |
生産者 | ニーポート |
色 | 赤 |
容量 | 750ml |
ぶどう品種 | トウリガ・フランカ、トウリガ・ナショナル、ティンタ・ロリス、ティンタ・アマレラ |
味わい | フルボディ |
アルコール度数 | 13.5% |
輸入元 | 木下インターナショナル |
ニーポートは世界の輸出先各国向けにベーシックレンジのワインを専用ラベルで出荷しています。
「エト・カルタ」のキュートなラベルはベルリン在住のドローイング作家、清水麻紀さんによるものです。可愛いネズミが干支にまつわる12の動物のもとをニーポートのワインを携えて旅に出る様子がコミカルに描かれています。また、ワイン名の「カルタ」はポルトガル語をルーツとする言葉。
1842年創業の歴史あるポートワインメーカーであり、現在の当主ディルク・ニーポートが5代目にあたる 、今では数少ない家族経営のメーカー。伝統の味わいを受け継ぐために、ポートワインでは最も重要な役割を担うマスターブレンダーのファミリーもニーポートとともに世代をつなぐ。何よりも品質を重視するため、生産量はポートワイン全体の僅か1%にも満たない小規模生産者。
世界のワイン産地で多くを学んだディルクは、最高品質のワイン造りに挑戦しはじめた。その最初の取り組みが自社葡萄園の購入。ポートワインメーカーは葡萄を契約農家から購入することが常識であったが、ニーポートはドウロ地方で最良の葡萄産地といわれる「シマ・コルゴ」地区にキンタ・デ・ナポレス、キンタ・ド・カリルという2つの葡萄園を所有している。その一部には、元々植えられていた樹齢80年を超える多様な品種の混植畑が今も残されているなどワインに最適な葡萄樹を選別し、葡萄の本来の持ち味を生かすことに全力が注がれている。
ブルゴーニュワインのエレガントな味わいに魅了されたディルクは、自社畑の葡萄からスティルワイン造りを始めた。ニーポートに共通する素晴らしさはとてもきれいに表現される酸味。葡萄に酸を残すために収穫時期を少し早め、葡萄の持つ繊細な風味を引き出すために今でも足踏み破砕を行っている。またフレンチオーク樽による熟成がさらに味わいを深く複雑にしている。
こうして生まれるニーポートのスティルワインは、多くのワインジャーナリストたちを驚かせ、フラッグシップの「バトゥータ」をはじめ世界にドウロのスティルワインの素晴らしさを広めるきっかけとなった。ワインスペクテイターやアドヴォケイト誌など多くのワイン誌で高得点をたたき出し、ジャンシス・ロビンソンMWも彼のワインに最高得点を付け大絶賛している。