2017 ガッティナーラ
ネルヴィ・コンテルノ
Gattinara
Nervi Conterno
ガッティナーラ最古の歴史を持ち、イタリアでは「ガッティナーラと言えばネルヴィ」と言える地位を確立しているワイナリー。フレッシュさと滑らかなタンニンのバランスが取れた、凝縮した旨み溢れるワイン。
ヴィンテージ | 2017 |
原産国 | イタリア |
産地 | ピエモンテ |
地域 | ガッティナーラ |
アペラシオン | ガッティなーラ |
生産者 | エルヴィ・コンテルノ |
色 | 赤 |
容量 | 750ml |
ぶどう品種 | ネッビオーロ100% |
味わい | ミディアムボディ |
アルコール度数 | 14.5% |
ワインアドヴォケイト | 91~93 |
ワインスペクテータ | 93 |
輸入元 | エノテカ |
バローロの最高峰ワイナリー、ジャコモ・コンテルノを指揮する偉大な造り手、ロベルト・コンテルノ氏。 彼は、北ピエモンテで最も有名な産地であるガッティナーラ最古のワイナリー、ネルヴィの90%を2018年に購入し、ネルヴィ・コンテルノとして新たなプロジェクトを立ち上げました。ネルヴィは、1906年にルイージ・ネルヴィ氏によって設立されたワイナリー。かつてフランスの権威ある評価誌ラ・レヴ・ド・ヴァン・ド・フランス(No.618)のブルゴーニュとピエモンテの比較テイスティングにおいてブルロット、ジャコモ・コンテルノのバローロに次ぐ3位にランクイン。「バローロ以外で造られる最高のネッビオーロ」と、「ガッティナーラと言えばネルヴィ」と言える地位を確立していました。ネルヴィを次の品質レベルに持っていくために、かねてよりオーナーと親交のあったロベルト・コンテルノ氏がワインメイキングを担当。それを契機にこの歴史あるワイナリーを託され、ジャコモ・コンテルノの傘下としてロベルト氏が指揮をとることとなったのです。栽培や醸造はジャコモ・コンテルノと全て同じ方法で実施。既に高い評価を確立しているネルヴィにジャコモ・コンテルノの手が加えられることで、イタリア国内外で今最も熱い注目を集めているワインのひとつとなっています。
ネルヴィ・コンテルノが位置するガッティナーラとは、かつてバローロにも勝る名声を誇っていた長期熟成型の赤ワインを生み出す銘醸地で、この地域において「スパンナ」と呼ばれるネッビオーロ種90%以上で造られるワインの呼称。
ピエモンテ州のD.O.P.(D.O.C.G.)の中で、バローロやバルバレスコ(1981年)に次いで1990年に認定された歴史をもち、造られるワインは法定熟成期間3年間(そのうち木樽での熟成1年)と、木樽での熟成期間の違いはあれどバローロと同じ熟成期間を定められています。そんなガッティナーラはバローロに対して知名度こそ低いものの、昨今イタリア国内では再びかつての評価を取り戻しつつあり、まさに北イタリアを代表する偉大な産地です。
標高約400mに位置しているガッティナーラの畑は、水はけの良い火山性土壌を備えており、ミネラルを豊富に含んでいるのが特徴です。15のワイナリーが軒を連ねる栽培面積127haのうち、ネルヴィ・コンテルノは27haを所有。日当たりの良い急斜面、冷たい山風がぶつかり合う冷涼な気候の元で、平均樹齢40年のネッビオーロを栽培しています。
栽培や醸造はジャコモ・コンテルノと全て同じ方法で実践しています。ブドウは手摘みで収穫した後、優しく除梗、破砕。マセラシオン(醸し)と発酵は、タンニンがエレガントに仕上がるよう、大抵のワイナリーより約1週間長い3~4週間かけて温度管理をしながら行います。その後オーク樽にてマロラクティック発酵し、キュヴェにより異なる容量の樽を使用して最低30ヵ月以上熟成。