2021 ピュリニー・モンラッシェ PC レ・フォラティエール 
ルシアン・ル・モワンヌ


Puligny Nontrachet 1er Cru Folatieres
Lucien Le Moine

一級畑フォラティエールは、特級畑ル・モンラッシェとシュヴァリエ・モンラッシェからカイユレを挟んで地続きにあり、特級、一級畑がひしめく中でちょうど真ん中に位置。日当たりが良い場所で、斜面中腹部から上部まで広がっている畑のため、ピュリニー・モンラッシェで最大の面積を誇り、テロワールの性格が良く反映されています。ルシアン・ル・モワンヌのフォラティエールは、太陽の恵みから生まれる濃厚さと土壌由来のミネラル感が特徴のワインです。
 
外観はやや濃いレモンイエロー。グラスからは、レモンやリンゴ、アプリコットなどの果実のアロマ溢れ出します。加えて、火打石やスイカズラ、バニラやバターの香りが重なり合う、妖艶な印象。口当たりは柔らかく、洋ナシのような厚みのある果実味のアタックが感じられます。豊富なミネラル感と溌剌とした酸が味わいを引き締め、バランスよく調和。ナッツや貝殻のニュアンスと共に、複雑な余韻が長く残る仕上がりです。

 
ヴィンテージ 2021
原産国 フランス
産地 ブルゴーニュ
地域 コート・ド ・ボーヌ
アペラシオン ピュリニー・モンラッシェ プルミエ・クリュ
生産者 ルシアン・ル・モワンヌ
容量 750ml
ぶどう品種 シャルドネ
味わい 辛口
アルコール度数 14.0%
輸入元 ワイン・トゥ・スタイル

ムニール・サウマ氏(Mounir Saouma)は、モンペリエのENSAM校にてぶどう栽培と醸造学を学びました。その後、約6年間にわたり、フランス各地、 およびカリフォルニアで、栽培と醸造の仕事に従事しました。古くから伝わる伝統的な栽培、醸造、熟成に大いに興味を持ち、刺激を受けました。
ロテム(Rotem)夫人は、チーズの生産をしている家の出身です。ハイファ (Haifa) の技術学校とディジョンのENESAD校で農業(栽培)について、特にワイン造りについて多くを学びました。そして、卒業時にコート・ドールのワインについての論文を書き上げ、その論文は、フランス農業アカデミーよりナショナル・プライズを受賞しました。その後、ブルゴーニュとカリフォルニアでワイン造りの経験を数年積みました。
サウマ氏は、これらの経験を基に構築した自身の考えを実現するために、ロテム夫人と小さなセラーを造り、1999年にルシアン・ル・モワンヌを設立しました。
 

 
ブルゴーニュに住み、ワイン造りの勉強と経験を何年も重ねるうちに、多くの優良なぶどう栽培家とワイン生産者に出会いました。それらの生産者たちとの良好な交友関係によって、品質が極めて高い区画にある畑のワインのみを厳選して、それぞれを少量ずつ購入することが出来るようになりました。
ルシアン・ル・モワンヌは、コート・ドールにある極上品質の1級畑と特級畑のワインを生産しています。各村で、最も優れた区画にある畑のワインを収穫年の作柄状況に応じて、最高のワインに仕上げます。
生産量は、ムニール・サウマ氏とロテム夫人の手による、ハンド・メイドでできる量は限られています。