2018 モレ・サン・ドニ PC レ・ジュナヴリエール
ルシアン・ル・モワンヌ
Morey-Saint-Denis 1er Cru les Genavrieres
Lucien Le Moine
一級畑ジュナヴリエールは、特級畑クロ・ド・ラ・ロッシュの上部に位置しており、東向きの標高約300~340mの急斜面の畑です。特級畑クロ・ド・ラ・ロッシュを彷彿とさせる力強さと、標高の高さや石灰岩の割合が多い土壌由来の洗練された酸やミネラルを持ち合わせています。果実の豊満な香りが際立ち、優雅で華やかな味わいが魅力です。
外観は輝きのあるルビーレッド色。グラスに注ぐと、ブルーベリーやブラックチェリー、ラズベリーなどの活き活きとした果実のアロマが漂います。さらにスミレやバラ、クローヴなどのニュアンスが重なり、華やかな香りを構成。口に含むと、厚みのある果実味がアタックに感じられます。豊かなタンニンが太い骨格を形成し、上質な酸味がエレガントな味わいを演出。花やハーブ、スパイスなど多様なニュアンスと共に、優雅な余韻が残ります。
ヴィンテージ | 2018 |
原産国 | フランス |
産地 | ブルゴーニュ |
地域 | コート・ド・ニュイ |
アペラシオン | モレ・さん・ドニ プルミエ・クリュ |
生産者 | ルシアン・ル・モワンヌ |
色 | 赤 |
容量 | 750ml |
ぶどう品種 | ピノ・ノワール |
味わい | ミディアムボディ |
アルコール度数 | 14.0% |
輸入元 | ワイン・トゥ・スタイル |
ムニール・サウマ氏(Mounir Saouma)は、モンペリエのENSAM校にてぶどう栽培と醸造学を学びました。その後、約6年間にわたり、フランス各地、 およびカリフォルニアで、栽培と醸造の仕事に従事しました。古くから伝わる伝統的な栽培、醸造、熟成に大いに興味を持ち、刺激を受けました。
ロテム(Rotem)夫人は、チーズの生産をしている家の出身です。ハイファ (Haifa) の技術学校とディジョンのENESAD校で農業(栽培)について、特にワイン造りについて多くを学びました。そして、卒業時にコート・ドールのワインについての論文を書き上げ、その論文は、フランス農業アカデミーよりナショナル・プライズを受賞しました。その後、ブルゴーニュとカリフォルニアでワイン造りの経験を数年積みました。
サウマ氏は、これらの経験を基に構築した自身の考えを実現するために、ロテム夫人と小さなセラーを造り、1999年にルシアン・ル・モワンヌを設立しました。
ブルゴーニュに住み、ワイン造りの勉強と経験を何年も重ねるうちに、多くの優良なぶどう栽培家とワイン生産者に出会いました。それらの生産者たちとの良好な交友関係によって、品質が極めて高い区画にある畑のワインのみを厳選して、それぞれを少量ずつ購入することが出来るようになりました。
ルシアン・ル・モワンヌは、コート・ドールにある極上品質の1級畑と特級畑のワインを生産しています。各村で、最も優れた区画にある畑のワインを収穫年の作柄状況に応じて、最高のワインに仕上げます。
生産量は、ムニール・サウマ氏とロテム夫人の手による、ハンド・メイドでできる量は限られています。