2019 ロス・フライレス・ナトゥレル
ロス・フライレス
Los Frailes Naturel
Los Frailes
自社畑の数区画をブレンドしたキュヴェで、SO2を無添加にするため、タンニンを多く抽出して酸化を防いでいます。コンクリートタンクを用い、人的介入を最小限に抑え野生酵母による自然発酵を促します。
タンクから試飲しているかのようにフレッシュで果実味が瑞々しく、心地よい酸と細かなタンニン、そしてアルコールのボリューム感とのバランスが非常に良く、ドライで長い余韻が続きます。
ヴィンテージ | 2019 |
原産国 | スペイン |
産地 | バレンシア |
地域 | バレンシア |
アペラシオン | バレンシア |
生産者 | ロス・フライレス |
色 | 赤 |
容量 | 750ml |
ぶどう品種 | ガルナッチャ40%、シラー40%、モナストレル20% |
味わい | ミディアムボディ |
アルコール度数 | 14.0% |
ワインアドヴォケイト | 90 |
アーモンドやオリーブ、レモンが豊かに木々に実り、パエリアに使われる米の畑が雄大に広がるバレンシアの地に、162ヘクタールの自社畑を構えるベラスケス家による家族経営のボデガです。この地には16世紀から18世紀にかけてイエズス会の修道士が住んでおりブドウ栽培とワイン造りを行っていましたが、1767年、スペイン国王カルロス三世の統治下で起きた「エスキラーチェの乱」を契機に彼らは土地と財産を没収され、この地を追放されました。そのすぐ後の1771年に、競売にかけられていたこの土地をベラスケス家の先祖が購入し、新たにボデガを創業しました。その後250年に渡り彼らは土地を守り、ボデガの伝統を受け継ぎながら発展を遂げ、現在では13代目が跡を継いでいます。 彼らは「ワインは、土壌、気候、歴史の全てを反映する」という信念の基に、それらを生かすべく自社畑のブドウのみを使って元詰のワイン造りを行っています。スペインにおいて先駆的といえる2002年にオーガニック栽培の認定を受けており、土壌へ最大の敬意を払い、末代まで維持できる自然環境を整え、土壌と気候の調査を入念に行い続けてきました。そしてさらに2019年から、「進化しながら生き続ける畑」を目指すために本格的にビオディナミに舵を切っています。 このような確固たる哲学に基づいて造られるワインは、個性的で唯一無二の存在であると高く評価されており、「ワインアドヴォケイト」や、スペインで最も有名なワインガイド誌「GUIA PENIN/ギア・ぺニン」で常に高得点を取得し、全世界から注目を浴びています。