2020 デュレル・ヴィンヤーズ・シャルドネ
キスラー・ヴィンヤーズ
Durell Vineyard Chardonnay
Kistler Vineyards
ヴィンテージ情報
キスラーの2020年ヴィンテージは発芽が早く、それ以降の生育サイクルも年間を通して早く進行。初夏は、夜間が冷涼かつ海からの影響は例年より少ない理想的な環境となり、晴天が続きました。8月初旬の暖かさは、今までのヴィンテージの中でもかなり早い時期の収穫につながり、春の開花期の降雨と山火事によって低収量となったことで、高い凝縮感がもたらされたと共に酸味はしっかりと保持されたブドウの収穫に成功。ワインは卓越した緻密さと力強さ、生き生きとした酸味を備えた仕上がりです。
ヴィンテージ | 2020 |
原産国 | アメリカ |
産地 | カリフォルニア |
地域 | ソノマ |
アペラシオン | ソノマ・ヴァレー |
生産者 | キスラー・ヴィンヤーズ |
色 | 白 |
容量 | 750ml |
ぶどう品種 | シャルドネ |
味わい | 辛口 |
アルコール度数 | 14.2% |
ワインアドヴォケイト | 97 |
輸入元 | エノテカ |
キスラー・ヴィンヤーズはキスラーファミリーによって、1978年にカリフォルニアのロシアン・リヴァー・ヴァレーに創設されました。キスラーヴィンヤーズでは葡萄の供給源となる葡萄畑名をキュヴェに冠しています。カリフォルニアでは葡萄の栽培と醸造が分業になっているため、 優れた葡萄を買い付けることが優れたワイン造りの要となります。
キスラーでは1977年から1978年のあいだに幸運なことにDuttonRanchのものをはじめとしたいくつかの優れた葡萄を買い付けることができました。また、初めの10年間はシャルドネの葡萄畑を探しまわり、1986年にDurellとLes Pierresを、1988年McCreaでシャルドネをプロデュースしました。1993年にはMcCreaのワインをリリースして栽培まで自分たちで始め、1994年にはカルネロスの優良な畑HudsonとHydeでシャルドネのプロデュースを始めました。ここ最近では土地を手に入れて、ワイナリーのそばに自分たちでピノ・ノワールとシャルドネを植え始めるなどまた新しい試みが始まっています。醸造に関して、発酵には100%自然酵母を用い、フランス産の新樽内でアルコール発酵からマロラクティック発酵まで行っています。
キスラーではブルゴーニュを手本としたシャルドネとピノ・ノワールのワインを造っていますが、その出来はときにブルゴーニュのグラン・クリュを凌駕するとも言われています。生産量の少なさも手伝いカルトワインと呼ばれているキスラーは、もっとも手に入りにくいカリフォルニアワインのひとつと言えるでしょう。ファーストヴィンテージは1979年。