2019 ヴォーヌ・ロマネ  レ・シャランダン
ドメーヌ・ジャック・カシュー・エ・フィス


Vosne-Romanee Les Chalandins
Domaine Jacques Cacheux et Fils

クロ・ド・ヴージョの近く、エシェゾーの下に位置する村名クリマ。ドメーヌはここ4区画、ほぼ1haの畑を所有する。粘土は強いが小石も見られ、力強さとエレガンスが共存した風味。ラズベリーやグロゼイユなど赤い果実のアロマが生き生きと感じられ、口の中でも豊かな果実味が広がり、舌触りはビロードのよう。

 
ヴィンテージ 2019
原産国 フランス
産地 ブルゴーニュ
地域 コート・ド・ニュイ
アペラシオン ヴォーヌ・ロマネ
生産者 ドメーヌ・ジャック・カシュー ・エ・フィス
容量 750ml
ぶどう品種 ピノ・ノワール
味わい フルボディ
アルコール度数 13.0%
輸入元 ラックコーポレーション
 
農法:リュットレゾネ

ヴォーヌ・ロマネのエレガンスを体現するドメーヌ

ヴォーヌ・ロマネに本拠地を置くジャック・カシュー・エ・フィス。特級畑エシェゾーや一級畑ラ・クロワ・ラモーを中心に合計6.7haの畑を所有しそのほとんどがヴォーヌ・ロマネに位置しています。中でもラ・クロワ・ラモーはジャック・カシューを代表するクリマとして良く知られており、ドメーヌが手掛けるワインのラベルには、ヴォーヌ・ロマネにある5つの十字架のなかでも一番古いと言われるラ・クロワ・ラモーの石垣上の十字架(クロワ)が描かれています。
 


栽培に関してはリュット・レゾネ(減農薬農法)を採用。ブドウは収穫後100%除梗し、ステンレスタンクで醸造を行います。その後低温でマセラシオンを行い、野生酵母による自然発酵。約17ヵ月の樽熟成を行い、新樽率は村名で約30%、一級畑と特級畑は100%と高めですがワイン自体が樽に負けないだけの果実の凝縮度と深みを備えているため、エレガンスと複雑なニュアンスを秘めたワインが造り出されます。また、1950年代のドメーヌの設立以来、ワインに濾過処理を施したことは一度もなく、1991年からは清澄処理も一切行われていないのもジャック・カシューの特徴です。

こうして生み出されるワインは、飾ることのないナチュラルなスタイルで、リッチな果実味を主体とするモダンな味わい。各クリマの特徴を見事に引き出した上質なワインは、ドメーヌ・メオ・カミュゼのスタイルにも似ていると褒め称えられており、ロバート・パーカー氏からも4つ星の高評価を獲得しています。