2017 ローズ・シオター
岩の原葡萄園
Rose Ciotat
Iwanohara Vineyard
2017年は雨量が多い年であったが日照量、寒暖差が十分にあり、目標どおりの糖度・酸度を備えたぶどうを収穫することができました。
「ローズ・シオター2017」は、洋梨のような柔らかな果物の香りと、穏やかな酸味が調和する、上品なバランスの白ワインです。
ヴィンテージ | 2017 |
原産国 | 日本 |
産地 | 新潟県上越市北方 |
地域 | 岩の原葡萄園 |
生産者 | 岩の原葡萄園 |
色 | 白 |
容量 | 750ml |
ぶどう品種 | ローズ・シオター100% |
味わい | 辛口 |
アルコール度数 | 11.5% |
ローズ・シオター
川上善兵衛の白ワインへの挑戦が花開いた品種
1927年(昭和2年)「ベーリー♀」×「シャスラー・シオター♂」を交雑し作られた品種。ぶどう樹は赤褐色で、果皮の色は淡い黄色。青りんごのような酸味で口当たりがよくワインにすると淡い緑色が特徴です。
岩の原葡萄園は新潟県上越市北方に位置するワイナリー。その創業者、川上善兵衛氏はマスカット・ベーリーAをはじめとする多くの優良ブドウ品種を交配によって生み出した、「日本のワインブドウの父」と称される人物です。1890年の創業以降、120年以上にわたり、善兵衛氏がぶどうとワインにかけた情熱を引き継ぎ、高品質の日本ワインを造りだすための努力を惜しむことなく続けています。創業当時は、海外から苗木を輸入し植えつけ栽培していましたが、なかなかうまく際場することができず苦労の連続でした。そして、1922年から気候風土に適したぶどう品種を求めて品種改良を開始。
1万311回の品種交雑の中からマスカット・ベーリーA、ブラック・クイーン、ローズ・シオター、レッド・ミルレンニューム、ベーリー・アリカントAなどをはじめ22品種もの優良品種を世に送り出しました。それらの品種は現在全国各地で栽培され、日本ワインの主力品種となっています。
醸造技術には新潟ならではの方法が用いられています。良質なワインを造るためは、発酵時や貯蔵セラーの温度管理が重要ですが、冷却設備の無い時代には、越後名物の雪を利用。冬場の雪を夏まで保管し、冷却に使用したのです。そして100年後、持続可能なワイン造りが求められる現代においても、CO2の発生量を削減して環境負荷を軽減することを目的に、雪室を復活させています。
1万311回の品種交雑の中からマスカット・ベーリーA、ブラック・クイーン、ローズ・シオター、レッド・ミルレンニューム、ベーリー・アリカントAなどをはじめ22品種もの優良品種を世に送り出しました。それらの品種は現在全国各地で栽培され、日本ワインの主力品種となっています。
醸造技術には新潟ならではの方法が用いられています。良質なワインを造るためは、発酵時や貯蔵セラーの温度管理が重要ですが、冷却設備の無い時代には、越後名物の雪を利用。冬場の雪を夏まで保管し、冷却に使用したのです。そして100年後、持続可能なワイン造りが求められる現代においても、CO2の発生量を削減して環境負荷を軽減することを目的に、雪室を復活させています。