スペイン料理界の巨匠率いるバスク3ツ星「アルサック」御用達 極上のガストロノミック・チャコリ
「ゲタリアコ」(海側)「アラバコ」(内陸部)「ビスカイアコ」(海側~内陸部)の3つのD.O.で知られるチャコリ。中でも、1989年初めてD.O.の認定を受け、チャコリ生産の中心地として知られるのが「ゲタリアコ」。「イナシオ・ウルソラ」はバスク随一のリゾート地として知られるサン・セバスチャンの南27km、「D.O.ゲタリアコ」のアルキサ村にボデガを構える。
「ゲタリアコ」は最も海側にあるD.O.のため、大西洋から吹く冷たい風の影響を最も受ける地域である。夏の最高平均気温も約25度と涼しく、年間降水量も1,500mm前後と雨が多く湿気が高い。
酸がしっかりとした、海風がもたらす塩味のあるミネラリーで爽やかなチャコリが魅力である一方、時に尖った酸が強すぎるチャコリも多くみられる。「イナシオ・ウルソラ」は海から直線距離で僅か5kmに位置するが、海から向かって山を1つ越えた「アラナ・ヴァレイ」にある。冷たい海風は山肌で遮られ、ダイレクトに吹き込まないため、葡萄がしっかりと熟すミクロクリマに恵まれる。