2021 ノワール・ピノ・ノワール
エスカープメント


Noir Pinot Noir
Escarpment

マーティンボロ全域の34区画のブドウを使用したワインです。
深紅の色調。ラズベリーやザクロ、オレンジのスライスのアロマに、クローブやハーブの香りが立ち上ります。口に含むと感じられる、きめ細かいタンニンと引き締まった骨格が特徴。赤系果実とオーク樽による熟成の風味が合わさった深みのある味わい。

ヴィンテージ 2021
原産国 ニュージーランド
産地 マーティンボロ
地域 マーティンボロ
アペラシオン マーティンボロ
生産者 エスカープメント
容量 750ml
ぶどう品種 ピノ・ノワール100%
味わい ミディアムボディ 
アルコール度数 13.5%
ジェームスサックリング  92
輸入元 エノテカ
 
農法:サスティナブル

 
1999年、ワインメーカーのラリー・マッケンナ氏がテ・ムナ・ロードの畑を購入しジョイントヴェンチャーとして創業したことがこのワイナリーの始まり。エスカープメントとは、英語で『断崖』を意味しており、マーティンボロのテ・ムナ・ロード沿いに続く断崖から名付けられました。
 
ラリー氏は1980年代~1990年代にかけて、土壌学者のディレック・ミルネ博士が創業したマーティンボロ・ヴィンヤードでワインメイキングを担当し、当時のニュージーランドではまだ珍しかったヴィティス・ヴィニフェラ種のブドウによるワイン生産を拡大します。ブルゴーニュのドメーヌ・デュジャック、ドメーヌ・ド・ラルロ、ドメーヌ・ド・ヴィレーヌや、米国オレゴン州でも研鑽を積んだ経験をいかし、『プリンス・オブ・ピノ』の異名をとるほど、ニュージーランド産ピノ・ノワールの品質向上に貢献。その国際的な名声を高めた人物として知られています。
 

 
エスカープメントでは、ラリー氏によって取り入れられた、高い植密度での栽培、全房発酵や発酵前浸漬、野生酵母による発酵などを実施。全ての工程において最大限の注意を払いながらも、人為的介入は最低限にとどめる手法を用い、2009年にはサステナブル・ワイングローイング・ニュージーランドのサステナブル認証(SWNZ)をワイナリーとして取得します。
 
エスカープメントは、2019年にオーストラリアのトルブレック・ヴィントナーズの傘下となり、2022年に、最新の設備を備えたワイナリーを新設。ラリー氏のビジョンは、栽培責任者のローワン・ホスキンス氏とシニア・ワインメーカーのティム・ボーン氏に引継がれ、人為的介入を最低限にとどめたアプローチにより、マーティンボロのポテンシャルを最大限に表現するワインメイキングが行われています。