2021　スルスル
ドンナフガータ

Sursur Grillo
Donnafugata

グリッロは古代から存在したシチリアの土着葡萄品種。その名前は幸運をもたらすあのかわいい虫"コオロギ"の意でもあります。（「スルスル」は、かつてはシチリアでも使われていたアラビア語でグリッロを意味しています。）ラベルの色合いは、まさに春の声。スキップしながら裸足で花と草をすり抜ける少女時代のガブリエラ、彼女には「スルスル～」という優しいコオロギの歌声が聞こえていたのです。
 
葡萄畑はシチリア西部、マルサラとサレミの中間部の丘地、海抜の高さは100～200m
土壌は泥質、カルクアルカリ岩を含む。石灰石は20～30％ほど。カリウム、マグネシウム、カルシウム、鉄分、マンガン、亜鉛などの要素が豊富である。１苗木に対し6～10個のつぼみを残してのギュイヨ垣根仕立て。発酵は一定温度、ステンレスタンクにて。熟成は数か月間のステンレスを経て、リリースまで最低でも3か月間瓶内熟成。
 
かすかに緑味の残ったフレッシュな色合いグレープフルーツなどのシトラス系の香り、マジョラム、ヴェルヴェーヌのハーブの香りが入り混じった爽快感あふれる香り。口当たりは豊かなボリューム感とミネラルを感じますが、後口はドライに引き締まります。
 
魚介料理全般（特に加熱した料理がお勧め）貝の白ワイン蒸し、白身魚のムニエル、焼き鳥（塩）