2021 マルサネ・ルージュ ル ・シャピトール
ドメーヌ・シルヴァン・パタイユ


Marsannay Rouge Le Chapitre
Domaine Sylvain Pataille

木樽(新樽30~35%)で15~18ヵ月間の熟成。
 
古くは教会の支部(=Chapitre)の所有していたとされる畑で、最初にブドウ樹を植えたのは大司教だとされる。 5haの区画の内、シルヴァンは北側斜面上部を所有。18世紀まではジュヴレと並び高く評価されていた、とされるが1936年に制定されたAOCの規格からはもれてしまったシュノーヴ村のクリマの一つ。砂砂利で、カルシウムが豊富な土壌からは、優れたテクスチャーと骨格のワインが生まれるため、シルヴァンのワイナリーでの試飲でも、最後に試飲されるワイン。この畑の重要性を長年訴えてきたシルヴァンだが、2019VTからついに、INAO がこの畑の格付けを地域名格から村名格へと変更した。

ヴィンテージ 2021
原産国 フランス
産地 ブルゴーニュ
地域 コート・ド・ニュイ
アペラシオン マルサネ
生産者 ドメーヌ・シルヴァン・パタイユ
容量 750ml
ぶどう品種 ピノ・ノワール
味わい ミディアムボディ
アルコール度数 13.0%
輸入元 ラシーヌ

コート・ドールの北端、ディジョンの南から数 km に位置するマルサネにて、2011年に設立されたワイナリー。幼い頃からトラクターに乗ったり、セラーの中でバリックを転がして運ぶことを夢に描き続けてきたシルヴァン・パタイユ氏は、ボーヌの専門学校で醸造を専攻した後、ボルドーの学校で醸造を学びます。卒業してからの4年間を醸造コンサルタントとして、複数のブルゴーニュのドメーヌで従事。1999年には古樹の植わった畑1haを購入し独立しました。2001年に正式にドメーヌを設立し、現在15haを所有しています。
 

 
環境への配慮のみならず土壌に健康的な栄養バランスをもたらすと信じ、シルヴァン氏は手作業で耕作を行っています。2007年より有機栽培を実践し、2008年からは試験的にビオディナミ栽培に取り組んでいます。 ブドウは全房で発酵され、煎じるように果皮を果汁にじっくり4~5週間漬け込みます。シルヴァン氏は各キュヴェをそれぞれ分けて取扱い、注意深くコンディションを考察。テロワールを表現するため、熱心に醸造を勉強し、多様なドメーヌのメソッドや醸造哲学を調べ、試作を柔軟に行うなど、努力を怠りません。